2024年3月4日(月)朝日新聞朝刊の食べログ評点訴訟に関する記者解説に、公正取引委員会OBで東京経済大学現代法学部中里浩教授の(専門分野:独占禁止法)コメントが掲載されました。
アルゴリズムの合理性を肯定し、飲食店側の不利益はないと判断した食べログ事件の東京高裁判決(2024年1月)について、中里教授は「優越的地位の濫用に関し公取委の人員面での制約があることから、民事訴訟が活発化し、判例が蓄積され判断基準の明確化が進むことが望ましい」と述べています。また、利用者側が差し止めや被害回復を求めて団体訴訟を提起できるような新たな仕組みが必要と提案しています。