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【9/2朝日新聞】旭川いじめ問題について再調査委員会の副委員長を務めた現代法学部長の野村武司教授のインタビューが掲載

2021年8月に北海道旭川市の女子中学生が凍死体で見つかった問題で、2024年9月2日付の朝日新聞朝刊に、市の再調査委員会の副委員長を務めた現代法学部長の野村武司教授のインタビューが掲載されました。

市教育委員会の第三者委員会が2022年に取りまとめた最終報告では、いじめがあったことと凍死が自殺であったことを認めたうえで、いじめと自殺の因果関係は不明と結論付けられていましたが、野村教授らの再調査委員会による調査の結果、今年6月に「いじめがなければ自殺は起こらなかった」とする報告書の概要版を市に報告し公表。インタビューの中で野村教授は、いじめ調査における因果関係の整理について、さまざまな要因の「割合」で評価するのでなく、「いじめがなければ自殺したかどうか」の視点で調査する必要があると話し、なぜ我が子が亡くなったのかを知りたい遺族の気持ちに応え、再発防止につなげることがいじめ調査において重要であり、調査に携わる専門家の専門性の限界を意識したうえで、そもそも「いじめとは何か」について、社会全体で理解を深めていくことが求められると述べています。

教員紹介:野村 武司