東京経済大学経営学部の青木亮教授ゼミの学生が、「大学生観光まちづくりコンテスト2024」で準グランプリを受賞しました。「大学生まちづくりコンテスト」は、全国の大学生を対象に、観光まちづくりを通じた地域活性化プランを競うコンテスト。2024年度は「福島復興ステージ」をテーマとして、福島県におけるコンテスト選定市町村の各地域の観光資源の掘り起こしと地域ビジネス創出のための観光まちづくりプランの提案が競われました。
準グランプリを受賞した青木ゼミの学生チームのプラン名は、「とみおかスポーツディスカバリー」。福島県富岡町の関係・交流人口の増加を目指す一般的な観光に加えて、震災の影響で薄れてしまった福島県に住む子どもたちの外遊び文化の「復興」を行うことで、さらに富岡町に活気を呼び込もうと企画しました。
具体的には、富岡町が抱える「目新しい観光資源に乏しい」という現状の課題に対し、建物の撤去で生まれた複数の広大な空き地を活用し、マイナースポーツができる場所を整備し子どもたちの遊び場を提供することで、富岡町の新しい観光コンテンツ創出を企画。さらに、何度も富岡町に訪れてマイナースポーツを楽しんでもらえるよう、スタンプカードなどの施策を同時に採用することで、関係人口の増加を図り、富岡町の新たな魅力創出を行うプランを提案しました。
チームリーダーを務めた髙橋睦さん(経済4年)は、「3年間このコンテストに挑戦し続け、今回初めての受賞なので、表彰の瞬間は本当に舞い上がるような気持ちでした。プランの作成段階では、受賞どころか企画がまともに形になるのかすら危うかったため、最後まで作り上げることができたのは仲間のお陰だと思っています。今回に限ったことではありませんが、私がコンテストを通して最も学んだことは、実際に現地に訪れて自分自身の目や耳でその場所のことを知ろうとすることの大切さです。取材を重ねると、住んでいる人にしかわからない町の課題やネットでは見つからない魅力が沢山見つかります。私たちの企画も、そういった現地の方とのさりげない会話から生まれました。現地取材に行っていなかったら、恐らく表彰の場に私たちはいなかったと思います。今回、このチームで準グランプリをとれたことは本当に嬉しいですし、誇りに思います。」と感想を寄せました。
準グランプリ受賞者 チーム名:青木らぼ3
髙橋睦(経済4年)
相原優(経営4)
雨宮和音(経営4年)
教員紹介:青木亮
関連サイト:大学生まちづくりコンテスト2024
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