国分寺市教育委員会と東京経済大学が共催する第42回市民大学講座が、2024年12月7日(土)に最終回を迎えました。今年度のテーマは「現代社会を考える2024~地域と国際社会の変容」で9月28日(土)にスタートし、全8回の講義が行われ、多くの受講生が参加しました。
最終回となった12月7日(土)は、一橋大学名誉教授で元東京経済大学教授の米山高生先生に、「保険業をめぐる諸課題と保険の未来」と題した講義を頂きました。保険業を金融業とみなして考えたり、図やグラフを用いたりするなどして「保険業」の知識がより深まるように解説してくださいました。質疑応答では「日本の保険制度には無駄があるのではないか」と、踏み込んだ質問や意見が出されました。
講義終了後は、閉講式が行われました。国分寺市より古屋真宏教育委員会委員長が、本学より岡本英男学長、加藤一彦生涯学習推進委員会委員長が登壇し、代表して岡本学長が挨拶をしました。岡本学長は、「一番関心を持った講義をもう一度思い起こしてみてほしい。講義を聞き、自分の考え方と講師の考え方でどこが違ったのかを考え、考えたことを若い人達に伝えてほしい」などと、本講座の意義や、対話を通じながら考え比較する大切さに触れ、受講生へメッセージを送りました。その後、古屋教育長より受講生の代表者1名へ、修了証書が授与されました。代表で修了証書を受け取った島田芳浩氏は、「この講義に国分寺市の話が入っていることが楽しみの一つである。過去を学んだことで見慣れた風景も違って見えてくることが楽しかった」と話しました。
学生広報スタッフ コミュニケーション学部1年 吉野璃音