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相互理解を目指して SDGsシンポジウム「世界の言葉とやさしい日本語~国分寺で学ぶ言語のダイバーシティとインクルージョン~」を開催

  • 人や国の不平等をなくそう

東京経済大学SDGs推進委員会は12月4日(水)、SDGsシンポジウム「世界の言葉とやさしい日本語~国分寺で学ぶ言語のダイバーシティとインクルージョン~」を大倉喜八郎 進一層館(フォワードホール)で開催しました。本イベントはSDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」を達成するための取り組みで、外国出身の方々の持つ文化的背景への理解を深めることで、誰もが平等に尊重される社会、助け合えるまちを国分寺地域に実現したいとの願いを込めて開催されました。

1部は「言葉のダイバーシティ」と題して、パキスタン出身のラジ アフマド氏、インドネシア出身のラフマット ヒダヤ氏、リア パラミア氏、オランダ出身のロヒヤ ファン デル フェルデ氏の4名が登壇し、本学全学共通教育センター・小田登志子准教授の司会のもと進行しました。登壇者4名はそれぞれの母国の多様な言語に関する話や、日本語で苦労したことなどを話しました。講演後に質疑応答が行われ、参加者は積極的に質問をするなど異文化への理解を深めようとする様子が見られました。

2部ではインクルージョンのための「やさしい日本語」をテーマに、国分寺市国際協会事務局長の押見亜希子氏が講演を行いました。「やさしい日本語」とは、日本語が不慣れな人のために言葉や表現を簡単にした表現のことを指します。押見氏は「やさしい日本語は3S(みじかく・かんたんに・はっきりと)を心掛けて工夫をすることが大切」「やさしい日本語は外国人だけでなく、子供やお年寄り、障害のある人と話すときにも役立つ。相手が理解しているか確認しながら、理解していなければ別の言葉に言い換え、イラストや写真を見せるなども有効である」と述べました。

参加者は「やさしい日本語について知らなかったので、とても参考になった。実践したい」と感想を寄せました。

学生広報スタッフ 現代法学部1年 田邊諒羽