2024年12月6日から12月8日にかけて立命館大学で開催された行動経済学会第18回大会で、東京経済大学経済学部の黒田敏史准教授ゼミに所属する大野陽輝さん(経済4年)がポスター報告を行い、行動経済学会ポスター報告奨励賞(学部生部門)を受賞しました。
本大会では、行動経済学(経済学、ファイナンス、経営学、心理学、会計学、政治学などへの人間行動分析からのアプローチ)にかかわる理論、実証、実験および実務に関するものをテーマとして一般報告を募集。ポスター報告(学部生部門)は行動経済学の研究を広く奨励することを目的として実施されました。
大野さんは「時間外労働の上限規制が与えた幸福度への影響」と題した報告でポスター報告奨励賞受賞の快挙を果たし、「栄誉ある賞をいただき大変光栄に思います。黒田先生をはじめ、アドバイスをくれたゼミのメンバーの支えもあり、このような賞をいただくことができたと思っております。研究では多くの課題に直面しました。特に苦労した点は適切でかつ効果的な変数を分析のモデルに組み込むことです。試行錯誤を繰り返す中で黒田先生に何度も相談し、粘り強く取り組んでいきました。当日の発表では、学会に参加していた学生や学者の皆さまに意見をいただき、多くの気づきがありました。いただいたご意見そして感謝の気持ちを胸に、より一層研究活動に励んでいきたいと思います。」と喜びのコメントを寄せました。
また、ゼミで指導した黒田准教授は「大野さんは働き方改革の幸福度への影響という社会にとって有益なエビデンスをもたらしました。大野さんは適切な分析をするために必要なデータ編集において生じた課題によく気がつき、分析の質を高める努力を惜しみませんでした。私は問題への対応に必要な技術的な助言と、経済学者に好まれる表現方法について指導を行いました。大野さんの生み出したエビデンスが広く社会に知られる助力が出来たことを大変嬉しく思います。」と語りました。
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ポスター報告奨励賞を受賞した大野さん(画像右)と黒田准教授
受賞の様子