東京経済大学国際交流委員会は2024年12月13日~14日の2日間、第4回マルチカルチュラル・フェスティバルを開催しました。 このイベントは学生主体で企画・運営しており、昨年度に引き続き「東アジア・アセアン諸国との多文化共生」をテーマに、多様な考え方や異文化との出会いから得られる学びを経験し、さまざまな軸で多様性を結びつける場とすることを目的に開催されたものです。
第1部は、カンボジア、タイ、ベトナムにある本学の海外協定校と5カ月間に渡って行われた「オンライン多文化共修成果報告会」を実施しました。
第2部は国分寺キャンパス内で対面開催し、午前の部は多文化共生フォーラムを実施。多種多様な文化的背景を持つパネリストが「国際交流の中にある多文化共修を見つけ、深める」をテーマに意見交換を行いました。参加者たちは、それぞれの視点から多文化共修の重要性や日本との違いや共通点について議論を深めました。フォーラムの後半では、今年の国際交流・多文化共修チューターの活動紹介が行われ、これまでの活動内容や成果を振り返りました。登壇したパネリストは、張慧瑜さん(経営1年:マレーシア出身)、梁賢雄さん(特別聴講学生:韓国、培材大学日本学科3年)、津田弓花さん(コミュニケーション3年:国際交流・多文化共修チューター)、トロンタイさん(コミュニケーション2年:国際交流・多文化共修チューター)、関昭典全学共通教育センター教授の5名。留学生が自身の出身地域の特色を説明し、日本人学生からは旅行先で感じた日本との共通点について述べ、互いに活発な意見交換を行いました。また、関教授が「東京よりもベトナムの田舎の方が地元を感じて懐かしく思う」という実体験を語り、国単位ではなく地域ごとにノスタルジーを感じることがあるという興味深い視点が共有されました。
午後の部では、英語プレゼンテーションコンテストをはじめ、前日に行われた活動報告やチューターの今後の活動について紹介がありました。英語プレゼンテーションコンテストでは、ファイナリスト8名の学生が、「家族の幸せを育むための孤児院制度の再編」「私たちの人生の祝福」「なぜ日本のグローバル化は進んでいないのか」などのテーマで、デザインにこだわったスライドを投影しながら、現状や自分の考えを熱意を込めてスピーチしました。
審査の結果、国際交流委員長賞(最優秀賞)に遠藤笑さん(経営2年)「REDESIGNING THE ORPHANAGE SYSTEM FOR FOSTERING FAMILY HAPPINESS」、葵友会会長賞に大野優希さん(経営3年)「Elderly Drivers Can Return Their Licenses by 75」、父母の会会長賞に中田雄大さん(現代法3年)「Sustainable and Stylish Fashion」が入賞しました。