2025年10月2日付の毎日新聞で、東京経済大学全学共通教育センターで社会思想史を研究し、パレスチナ・イスラエル問題に詳しい早尾貴紀教授が翻訳した「イスラエル=アメリカの新植民地主義」の大阪市内で開かれた刊行イベントで登壇した際のコメントが掲載されました。
記事によりますと、コロンビア大学(アメリカ)で中東・イスラム研究を行うハミッド・ダバシ教授が中東ニュースメディアに連載した31本の記事を早尾教授が翻訳し、各記事には早尾教授による詳しい解説付きであることが紹介されています。
早尾教授は、イベントの中でパレスチナ・イスラム問題の本質が入植者による植民地主義にあることをダバシ教授が指摘していることに触れ、「今この瞬間考えないといけないことをタイミングを失せず、歴史的な言葉や資料、文学や映画を引用して読ませる筆力はすごい」とダバシ教授の記事の解説を行ったことが紹介されています。
早尾教授は、移民・難民、差別や偏見、植民地、ディアスポラ等をテーマに研究を行っており、ゼミの授業では関連する映画作品を題材として、映画論を交えながら、鑑賞するだけでなく、批判的視点を養い、現象を深掘りする鋭さを身につける学びを展開しています。
教員紹介:早尾 貴紀