
国分寺市教育委員会と東京経済大学が共催する第43回市民大学講座が、2025年11月29日(土)に最終回を迎えました。
今年度のテーマは、「現代社会を考える2025~戦後80年の重みからの教え~」で、2025年9月27日(土)にスタートし、全8回の講義が行われ、200名以上から受講の申込みがありました。
最終回となったこの日は、野田市市政推進室学芸員である笹川知樹氏が登壇し、「終戦時の内閣総理大臣鈴木貫太郎~その生涯と人となり~」と題した講義が行われました。
笹川氏は、終戦時の内閣総理大臣となった鈴木貫太郎の軍人としての生き方と首相としての生き方を、こぼれ話を織り交ぜながら解説しました。講義中には時折受講生からも笑いが生まれるなど、あたたかな雰囲気のなか、今年度の最終講義を締めくくりました。
講義終了後、引き続き行われた閉講式には、古屋真宏 国分寺市教育委員会教育長、岡本英男 東京経済大学学長、加藤一彦 生涯学習推進委員会委員長が登壇しました。
岡本学長はあいさつの中で「講義を通してさらに一歩進み、自分の考えを率直に伝え、自分の質を練り上げてほしい。みなさんの人生経験を織り込みながら、議論を深め、思想を深めていってほしい」と、受講者にエールを送りました。
続いて、古屋教育長から第43回市民大学講座修了者代表の倉島理恵さんに修了証書が授与されました。倉島さんは「毎回の講義をワクワクしながら聞いていた。社会環境など、さまざまな視点から考えることができた」と、市民大学講座を修了した感想を話していました。
学生広報スタッフ コミュニケーション学部2年 吉野璃音


