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【国際交流】多文化共修を通じて新たな学びと交流を創出 ~第5回マルチカルチュラル・フェスティバル

  • 質の高い教育をみんなに
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東京経済大学国際交流委員会は2025年11月28日(金)から29日(土)の2日間、「第5回マルチカルチュラル・フェスティバル(Multicultural Festival 2025)」を開催しました。

このイベントは2021年から学生主体で企画・運営されているイベントで「国際交流」「多文化共生・多文化共修」をテーマに、多様な文化的背景を持つ人々との交流を通して学びを深めることを目的としています。
今年度は、昨年度のテーマを引き継ぎ「東アジア・アセアン諸国との多文化共生」を軸に、多様な考え方や異文化との出会いから得られる学びを経験できる場を提供。とりわけ今年度は、国籍に限らず、食、障がい、年齢、宗教、居住地域などを含め、さまざまな軸での多文化/多様性を結びつける場となることをめざしたということです。

本学との協定校であるカンボジアの王立プノンペン大学、タイのシーナカリンウィロート大学、チェンマイ大学、ベトナムの外国貿易大学、ベトナム国家大学外国語大学、フエ大学をオンラインで結び、7月から「SDGs」の視点からオンラインで意見交換をしてきた「理想の大学をつくろう」の成果報告会で幕を開けた「マルチカルチュラル・フェスティバル」は、2日目に進一層館で対面イベントが開かれ、多くの学生・教職員・地域の方々が参加するなど、活気あふれるイベントとなりました。

 

■ 多文化共生フォーラム
10:30から行われた午前の部には、32名の参加者が集まり「多文化共修」をテーマとしたフォーラムが行われました。
はじめに、関昭典全学共通教育センター教授が、あいさつを行い、続いて、関教授、国際交流・多文化共修アドバイザーの栗田健一経済学部准教授、ベトナム出身の留学生、アメリカ出身の国際交流課スタッフによるパネルセッションが行われました。

それぞれが自身の海外経験や文化的背景を踏まえて、多文化共修に対する見解を共有しました。
異なるバックグラウンドを持つ登壇者たちが、それぞれの視点から多文化社会の課題や可能性について意見交換を行い、参加者たちは多文化共修に関して、理解を深める機会となりました。

 

■ 英語プレゼンテーションコンテスト
2日目の午後には「英語プレゼンテーションコンテスト」が開かれ、予選を通過した9名の学生が登壇しました。
90人近い聴衆が見守るなか、日本人学生と留学生がそれぞれ日本語と英語で司会を務め、発表者たちは多文化共生に関する自身の経験や問題提起、海外での体験や挑戦したいことなど、個性があふれるスライドを使って熱意を込めてプレゼンテーションしました。
引き続き、審査が行われ、4賞の受賞者が発表されました。

•    国際交流委員長賞(最優秀賞):中村 隼さん(経済2年)
「Walls we have Deployed, Walls we can Destroy.」
•    父母の会会長賞:Nguyen Ngoc Bichさん(特別聴講学生)
「Finding My Ikigai in a World of Pressure」
•    葵友会会長賞:長谷川実代さん(コミュ2年)
「Toward a Society That Turns Differences into Strength.」
•    特別賞:遠藤笑さん(経営3年)
「18%」

 

この日参加していた学生は「来年は自分も挑戦したい」「英語で発表する先輩を見て背中を押された」「聞いているだけでリスニング力が鍛えられた」「会場の雰囲気が国際的で楽しかった」といった声が会場で聞かれました。

このほか、関ゼミ生による多文化紹介パフォーマンスが披露されたほか、会場のロビーには本学で実施している留学プログラムや多文化共修活動を紹介する展示ブースが設置されるなど、多文化との関わり方について理解が深まるイベントとなりました。

(学生広報スタッフ コミュニケーション学部1年 二瓶真理愛)