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「防災メシ」から災害への備えを考える ~備蓄のアルファ米を炊き出し100食無料配布

『おそれの中におそるべかりけるは、たゞ地震なりけるとぞ覺え侍りし。』(「恐ろしいものの中でも、特に恐ろしいのは、やはり地震だと痛感した。」)
平安・鎌倉時代初期の歌人・随筆家である鴨長明は、元暦2年(1185年)に京都を襲った「元暦の大地震」を経験し、『方丈記』の中でその恐ろしさをこのように記しています。

地震は、時に私たちの生活の基盤を根こそぎ破壊します。
マグニチュード7クラスの首都直下地震が今後30年以内に発生する確率は70%とされており、東京経済大学のある国分寺市にも大きな影響があると考えられています。

東京経済大学は国分寺市の地区防災センターとして指定されており、避難場所、避難所、医療救護所、物資配布場所、情報伝達場所の機能を備えた、地域の中核的拠点となっています。
本学では災害時に円滑に行動できるよう、定期的に防災訓練を実施しており、その一環として、2025年12月18日(木)の昼休み、図書館1階ロビーで「防災メシ」の無料配布を行いました。

今回は、学生にも災害への備えを意識してもらうため、大学が備蓄しているアルファ米を用いたチキンライスとドライカレーを「本学は災害に備えてさまざまな準備をしていますので、安心してください。本日配布するご飯もその一つです。ぜひ試食してください」と学生らに呼びかけ、配布しました。
チキンライスやドライカレーの香りが図書館ロビーいっぱいに広がり、予定していた100食の配布は開始からわずか15分程度で終了し、災害時の備えについて考える貴重な機会となりました。