
東京経済大学の学習センターは2025年12月10日(水)の昼休みに、語学リレー講座の一環として「マレー語講座」を開催しました。この講座は、東京経済大学でマレー語を担当する戸加里 康子講師が担当し、マレー語だけでなく、多民族国家マレーシアの文化や特徴など幅広く紹介しました。
戸加里講師は、マレー語はローマ字表記のまま読めば正しい発音になるうえ、時制や動詞の活用も不要なことから「世界で最も簡単な言語」とも言われると解説しました。講座では日常会話やあいさつなどを実際に発声し、受講者全員が発音のしやすさを実感していました。続いて、自己紹介や、マレーシア特有の日照時間に合わせた2種類の「こんにちは」の言い方を学び、現地の生活がより身近に感じられる内容となりました。
また、マレーシアに住むマレー系やインド系の多くは苗字を持たず、名前と父親の名前でフルネームが構成されることや自己紹介では自分の名前だけを名乗る習慣があることなど、宗教や文化に根ざした情報も紹介されました。
さらに、マレーシアを含む東南アジアの歴史にも触れ、学生にとってなじみの薄いマレー語やマレーシアについて多角的に学べる貴重な機会となりました。受講者の一人は「新しい知識をたくさん得られた」と話すなど、多民族文化への理解を深める講座となりました。
学生広報スタッフ コミュニケーション学部1年 二瓶真理愛