
東京経済大学全学共通教育センターで異文化交流・異文化コミュニケーション、学習動機づけ、外国語教育などを研究する関昭典教授による記事が、2026年1月12日(月)付のバングラデシュの英字日刊紙『New Age』に掲載されました。
"Learning from one another."(互いに学び合う)と題した記事の中で、関教授は2011年から続くバングラデシュとの教育交流の歩みを振り返り、多文化交流の真の学びとは他者に教えることではなく、異なる歴史や文化的背景をもつ人々に「耳を傾けること」から始まると述べています。他者との出会いを通じて、自らの文化を外側から眺めることで、私たちが日常的に疑うことのない前提を再考することの重要性を指摘しています。
特に、日本社会が直面する多文化共生の課題について触れて、イスラム教における埋葬方法などを例に挙げて、「違い」に対する認識について、「管理するための課題」と捉えるのではなく、他者の尊厳を想像して敬意を払う「倫理的な成長の機会」と捉える必要性を提言。未来に向けた指針として、"The future will be shaped not by how well we preserve comfort, but by how courageously we engage with difference." (未来を形作るのは、いかに快適さを守り抜くかではなく、いかに勇気を持って「違い」と関わっていくかにある)と語っています。
また、多文化間での信頼関係は、誠実な対話を日々積み重ねていくことで育まれるものであると強調し、異なる背景を持つ人々と単に隣り合わせで生きていくのではなく、互いに学び合い、希望を持って「共に生きる」社会を築くことを呼びかけています。
教員紹介:関 昭典(セキ アキノリ)
『New Age』の記事はこちらから:誌面版またはテキスト版
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