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【快挙!】岸志津江名誉教授 「日本広告学会賞(学術論文部門)」を受賞! ~広告学の発展に大きく寄与

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東京経済大学元副学長の岸志津江名誉教授が、2025126日(土)、日本広告学会がその年の優れた広告研究を顕彰する「2025年 日本広告学会賞(学術論文部門)」を受賞しました。

論文のタイトルは「AIDMAを巡る言説とそれらの問題点なぜ、日本で“代表的モデル”となったのか」『東京経大学会誌』経営学、第326号、3165ページ、20252月です。

日本広告学会(Japan Academy of Advertising)は、1969年に設立された広告に関する日本最大の学術団体で、日本広告学会賞は、広告学の進歩および広告業界の発展に寄与することを目的として設立された賞です。

中でも学術論文部門は、理論の新規性、実証の厳密性、そして実社会への応用可能性が厳格に審査される、非常に狭き門として知られています。

 

岸志津江名誉教授は今回の受賞を受け、以下のようなコメントをしています。

私はアイドマ(AIDMA)という広告モデルがなぜ、日本で(だけ)有名になったのか、長年疑問に思っていました。幸い東経大の図書館には20世紀初期の広告専門書が多数あり、”Printer's Ink”という米国業界誌のマイクロフィルムも揃っていました。これらの文献を活用して、AIDMAはいつ、誰が提唱し、なぜ日本で有名になったのか、どのような現象を説明できるのか、今日20世紀初期の販売心理学のようなモデルに依拠する問題は何かといった諸問題の解明を試みました。英語の文献が豊富にあるのは、大倉高商時代に粟屋義純という著名な教授が広告論を担当なさったことが一因かもしれません。また、同一個人から図書館に寄贈された専門書も多数あり、有難く利用させていただきました。

20世紀所初期から2000年代に出版された英語の広告関係教科書と専門書計74冊の中でAIDMAが登場したのは、M.DeVoe(1959)の中の1行の文章のみで、日本の広告業界でAIDMAの提唱者とされるS.R.Hallの5冊の著書の中にAIDMAは見当たりませんでした。日本語の著書の中でAIDMAが頻繁に登場するようになったのは1950年代以降ですが、参照した5060年代の文献の全てがAIDMAを肯定的に捉えていたわけではありませんでした。故八巻俊雄名誉教授が、「アイドマが有名になったのは、日本人に発音しやすく、覚えやすいからだろうか」と、お書きになっていたことが思い出されます。この論文にご関心のある方は、下記をご参照ください。

https://repository.tku.ac.jp/dspace/bitstream/11150/12136/1/keiei326-04.pdf