東京経済大学経営学部でリスクマネジメント論や保険論を研究する石田成則教授のインタビュー記事が、2026年1月14日(水)、ライフプラン相談サービスを運営する「マネーキャリア」に掲載されました。
「社会構造と保険需要の変化から日本人の生命保険加入行動を読み解く」をテーマに、石田教授は人生100年時代といわれる現代社会で、日本の高い生命保険加入率の背景のほか、実際の生命保険加入に「プロテクションギャップ」という“備える必要があるリスク”と“不安を感じているリスク”が一致していないといった課題があり、その要因の1つとして “いざというときには、公的制度や周囲の支援があるはずだ”という「チャリティハザード」と呼ばれる側面が我が国の特徴であることなど、多角的な視点から解説しています。
記事によりますと、石田教授は日本の生命保険加入が「主体的な選択」というより「生活の流れの中での自然な行動」となっている現状を指摘し、諸外国との比較を通じて日本特有の加入行動を紐解いています。そのうえで、近年の非正規雇用の増加や若年層の意識変化といった環境変化が、将来のリスク備えにどのような影響を与えるかについての見解を述べています。
また、定年後の資金準備については、長期間働けなくなるリスクに備える「就業不能保険」が果たす重要な役割を強調。さらに、行動経済学の観点から、公的制度への過度な期待が備えを遅らせる「チャリティハザード」に触れ、国が進めるべき「年金ダッシュボード」による情報の見える化や、インフレ時代における合理的な保険選択の重要性について、話していることなどが紹介されています。