
東京経済大学経営学部で会計学やディスクロージャーを研究する金鉉玉教授は、日本経済会計学会から(The Accounting and Economic Association of Japan)2025年度「ディスクロージャー研究最優秀論文賞」を授与されました。
この賞は、直近1年以内に刊行された学会誌の『現代ディスクロージャー研究』に掲載された著作のうち、特に優れた学術論文に対して贈られるもので、今回受賞したのは「監査スタイルと利益の比較可能性」(共著者:藤谷涼佑氏、金鐘勲氏)です。
日本経済会計学会のウェブサイトによりますと、金教授らの論文は、日本における「監査人のスタイル」が企業の利益情報の比較可能性にどのような影響を与えるかを、260万件を超える膨大なデータを用いて実証的に分析したもので、分析の結果、同じ監査法人や監査パートナーが担当する企業間では利益の比較可能性が高まること、特に「リードパートナー(主担当)」が監査チームのスタイル形成に決定的な役割を果たしていることを明らかにしました。
この緻密な実証分析と、制度研究に新たなエビデンスを導入した独創的なアプローチが、学術的に極めて高い価値を持つとされたほか、複数の角度から慎重に分析を実施し、頑健な証拠を見出している点が高く評価され、今回の最優秀論文賞の選出に至ったということです。