
東京経済大学コミュニケーション学部でコミュニケーション史や教育社会学を研究する松永智子准教授は、関西にゆかりのある2025年度のサントリー学芸賞の受賞者を招いて大阪市内で開催された「サントリー文化財団フォーラム」に登壇。2026年3月23日付の京都新聞で著作について報告したことが紹介されました。
サントリー学芸賞は、広く社会と文化を考える独創的で優れた研究・評論活動を著作を通じて行った個人に贈られる賞で、「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門で構成されています。1979年の創設以来、2025年度(第47回)までの通算受賞者は395名を数え、その業績は主題への斬新なアプローチや境界領域での研究などの点で高く評価されています。
松永准教授は今回、「社会・風俗部門」の受賞者として、自著『米原昶(よねはらいたる)の革命』(創元社)について報告を行いました。同書は、衆議院議員も務めた米原昶の生涯を通じて戦前戦後の社会変動やメディアの歴史を鮮やかに描いた評伝です。
フォーラムで松永准教授は、資料収集の苦労に触れつつ、広く読者に届けられる学術書をめざした経緯を語りました。また、今後の展望として東京の英字新聞や絵本をテーマにしたメディア論の執筆への意欲を示し、「デジタル化の流れは止められないが、当たり前でなくなった紙の価値を大切にしていきたい」と、自身の研究に対する真摯な思いを述べたということです。
教員紹介:松永 智子(マツナガ トモコ)
関連ページ:『米原昶の革命 ─ 不実な政治か貞淑なメディアか』(創元社)
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