
水俣病を巡る司法判断に関して、2026年4月23日、福岡高裁で控訴審があり、原告7人全員の訴えを退ける判決がありました。この判決について、4月24日付の新潟日報で、東京経済大学経済学部で環境政策、環境福祉論を研究する尾崎寛直教授のコメントが紹介されました。
記事によりますと、3月にあった新潟地裁での新潟水俣病第2次行政認定訴訟の判決では、原告の訴えが全面的に認められており、疫学的知見を採用されるかどうかの判断で大きな差が生まれたと紹介されています。
この中で尾崎教授は、感覚障害が継続した原因の説明ができていないことを指摘したうえで「福岡高裁判決は、7人全員を患者認定しなかった一審の判断を全面的に踏襲したといえる。原告らに、何十年も前に魚介類をどれだけ食べたかの証明を強いることは過酷で不可能だ」と、コメントしています。
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●教員紹介:尾崎 寛直