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大倉記念学芸振興会芸術公演「25絃箏による新しい邦楽の世界」を開催

大倉喜八郎記念東京経済大学学術振興会は2026年5月30日(土)、国分寺キャンパス大倉喜八郎 進一層館(フォワードホール)で、芸術公演「25絃箏による新しい邦楽の世界」を開催しました。

今回の公演では、箏演奏家の渡邊香澄さんが25絃箏の演奏を披露しました。一般的に使われる箏は絃の本数が13本ですが、渡邊さんが使う箏の絃の本数は25本と倍近くあり、伝統的な箏より広い音域の音が出せるようになっているということです。
渡邊さんはこれまでに人気アニメの音楽を担当したり、海外でも公演を行うなど、楽曲中のすべてのパートを箏のみで構成する「ワンマンオーケストレーション」の第一人者として知られる箏奏者です。

この日も、事前に1パートずつ録音した音源をバックに25絃箏を演奏しました。曲の合間には、演奏する曲に合わせて弦の下にある柱(音を調節する道具)を左右に動かし、その場で音階を作り変える箏ならではの巧みな技も実演され、来場者の関心を集めていました。
第二部では、田村野安さんによるピアノの伴奏が加わり、よりダイナミックな演奏が展開されました。

披露した13曲の中には、映画の主題歌『人生のメリーゴーランド』や『糸』など誰もが耳にしたことのある曲も含まれており、客席ではメロディに合わせて口ずさむ姿も見られました。
渡邊さんは、「転調が激しい曲などもあり大変でしたが、田村さんとともに相談しながら編曲をしました」と、25絃箏とピアノを融合させる舞台裏を語っていました。
アンコール後に演奏した『情熱大陸』は、壮大なピアノと躍動感あふれる箏のメロディが会場に響き渡りました。
客席からは自然と手拍子が沸き起こるなど、進一層館ホールは最高の盛り上がりと一体感に包まれました。
箏とピアノによる圧巻のステージが終わると、拍手喝采に包まれ、公演は大盛況のうちに幕を閉じました。

学生広報スタッフ 現代法学部2年 寺嶋優夏