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コミュニケーション学部
Interview 02

網野 冴花

  • コミュニケーション学部 コミュニケーション学科 4年
  • 神奈川県立上溝南高等学校 出身

 
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旅行を通じて、
貧困を無くすことが目標です

フィリピンで受けた衝撃が研究のきっかけに
1年次に語学研修で行ったフィリピンで、スラム街を訪れる機会があり、そこで裸足で物売りをする子どもたちに出会い、強く衝撃を受けました。不思議に感じたことは、生活が苦しいはずなのに彼らはなぜか底抜けな明るさを持っているということです。そうした体験や疑問から、フィリピンの現状を知りたい、自分に何かできることはないかと考えるようになり、私の卒業研究のテーマ「ストリートチルドレンに対する支援のあり方」につながっていきました。

より深く知るために現地を再訪
2年次には、ゼミの先生の紹介でスタディーツアーに参加し、フィリピンを再訪しました。今度は貧困地での生活を体験しました。暮らしを共にしているとストリートチルドレンが必要とする支援は、私が思っていた支援とは違うものであることに気がつき、支援そのもののあり方を考え直す必要があると思うようになりました。物質的支援や教育支援などさまざまな直接的支援が行われていますが、直接的支援より、実際に貧困の場に行き、五感を使って体験することで、貧困について「知る」、正しい知識を「得る」ということが最も効果的な支援になると考えています。

自分の実体験を生かしたツアーを企画
私は旅行会社に就職予定ですが、入社後は、私の体験をもとにしたツアーを企画することが目標です。例えば、ある地域に住む人たちの暮らしや考え方がわかる交流プログラムをレクリエーションとして組み込むことで、その地域の現状や人の温かさに触れることができるはずです。まずは、多くの人が貧困への理解を深め、自身の普段の生活に目を向けることで、日常に対する考え方に変化が生まれるのではないでしょうか。このように印象に残るツアーを企画することで、「旅行を通じて貧困を減らしたい」という私の目標を実現したいと考えています。