私が入学したのは、ちょうどコロナ禍の2021年。授業の多くはオンライン上での開講になり、人との触れ合いが制限されたのですが、そのとき支えになったのは大学で知り合った仲間たちでした。「せっかく大学に入学したのだから今しかできないことをやろう」と話し合い、海外で語学研修と就業体験ができる、グローバルインターンシップという授業に挑戦しようと決めました。
留学先はカナダ。新しい環境に飛び込むのが苦手な私は、はじめのうちは苦労しました。英語もそれほど得意ではなく、日本とは文化も異なります。
ホストファミリーの前では緊張してしまい、馴染めず、落ち込んでしまいました。
そんなとき、一緒に渡航した仲間たちと励まし合ったり、日記を書いて考えを整理したりすることで、「せっかく来たんだからもっと頑張ろう」という気持ちになれました。ホストファミリーとはボディランゲージ等も使って積極的にコミュニケーションを取ることで、次第に打ち解けることができ、最後には本当の家族のような関係になることができました。この経験が、その後の私の行動を変えてくれました。
中村忠司先生のゼミではメンバー同士のまとめ役を率先して務めました。
中村ゼミは全員がしっかり意見が言えるようなゼミだったので、いろいろな人にアドバイスをもらいながら、一緒に頑張ることができました。苦手なことがあっても、まずはチャレンジしてみる。行動すれば、さまざまな出会いが生まれて、自分とは違う考え方を学ぶことができ、苦手は苦手でなくなっていく。
そんな行動力を手に入れることで、ゼミの課題や就職活動も乗り越えることができたのだと思います。