メディア社会学科・国際コミュニケーション学科
現代のコミュニケーション環境における、さまざまな課題を発見し、
解決のための創造的な構想を示せる人材を育てます
人と人の間や企業・組織、また異文化間において行われるコミュニケーション、そしてコミュニケーショ ン手段であるメディアや言語表現の理論と実践を学びます。コミュニケーションのあり方を考え、多様化する社会、文化のなかで良好な関係を築く力とともに、情報社会が抱える課題を見出し、快適なコミュニケーション環境を創造する力を養います。
そのような考え方を発展させ、2022年度からは「国際コミュニケーション学科」「メディア社会学科」の2 学科体制になります。
インターネットマスメディアやソーシャルメディアなど、個々のメディアの特徴を踏まえたリテラシーの向上をめざします。講義科目とワークショップ科目を連動させ、表現力を鍛え、メディアテクノロジーを使いこなす力を養います。さらに「メディア× 国際」の専門性を掛け合わせた学びを展開。メディアリテラシーを活用し、国際的な視野から考え、行動できる人材を育てます。
グローバル化が進む現代社会を、ヒト・モノ・コトが国境を越えて移動する「移動/モビリティ」の観点から考察します。異文化体験や語学科目等を通じて、異文化に柔軟に対応する力と、コミュニケーション手段としての英語力を養成。学科を横断しながら、国際とメディアの専門性を深め、国際的な視野と多様性への理解を基盤に、メディアを活用できる人材を育成します。
「広告論」と「コミュニケーション戦略論」は一対になった授業です。「広告論」が「広告を考える」ことを目的としているのに対して、「コミュニケーション戦略論」は「広告で考える」ことを目的としています。「広告表現」を素材に使いながら、あらゆるコミュニケーションにおける、コンセプトと表現(クリエイティブ)の関係性、メディアとクリエイティブとの関係性、コンテンツとコンテキストとの関係性を考え抜く授業です。大学では「論じる」能力を大切にしますが、自分の考えていることを魅力的に相手に伝える、「語る」能力がないと実社会ではなかなか通用しません。そのどちらもを自由に行き来できるようになるための視座を養う授業となります。
近年、さまざまな分野で 「モビリティ」がキーワ ー ドとして褐げられています。「モビリティ」は、新たな「交通手段・移動サービス」を表現する際によく使われます。しかし、この授業で扱う〈移動(モビリティーズ)〉は、単に「A地点からB地点へ動く」ことや、そのための交通手段·移動サービスのことを意味するのではありません。「距離の隔たりに対処する」方法としてのさまざまな種類の「空間的移動」のことを意味します。身体の移動だけでなく、商品やお土産などの物の移動、想像による移動バーチャル空間での移動、メッセージやイメージの移動なども含まれます。私たちは日常生活において、どのように/ど のような〈移動〉を実践したり経験したりしているのか、そしてその意味を探究します。