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TOKECOM on the move!
Special Interview 01

笠井 彩音

  • コミュニケーション学部 コミュニケーション学科 2021年卒業
  • Webメディア運営会社勤務

 

「国際」と「メディア」の両方を学べる TOKECOMは理想的な環境でした

── 他大学からTOKECOMに編入されたそうですね。
私はある短大の国際系学部に所属していました。在学中、地域の外国にルーツのある子どもたちに勉強を教えるボランティアをしていたのですが、彼らと親しくなるうちに、子どもも親も、日本の学校や職場、地域などで差別されたり居心地の悪さを感じたりしているという現実を知ることとなりました。

外国にルーツのある人びとに対する偏見や、異なる価値観への不寛容さというものは、日本人同士の何気ないやり取りの中でも時折感じることがありました。私は、こうした社会を形作っている要因の一つに、「メディア」によるイメージの構築があるのではと考え、メディアについて専門的に学ぶことのできるTOKECOMへの編入を決めました。もともと、異文化理解や国際関係への関心は高かったので、「国際」「メディア」という二つの軸で学べるTOKECOMは、私にとって理想的な環境でした。

── 実際にTOKECOMで学んでみて、いかがでしたか。
「目の前のことを疑ってみる」という姿勢は、指導教員である松永智子先生から学んだことの一つです。マスメディアによって知らず知らずのうちに刷り込まれている価値観はないか、SNSを使っている人の気持ちって実際のところどうなんだろうか、など。メディアが当たり前に世の中に溶け込んでいるいまの時代だからこそ、そのあり方を一歩引いて考えてみることの大切さを学びました。

── いまのお仕事について教えてください。
今年の春から、Webメディアを運営する会社で働いています。世の中の様々な商品・サービスを比較・検証し、ものを選ぶ際の参考にしてもらうためのサイトを作っている会社で、私はいま家電のチームに所属し、企画・検証・執筆・撮影などのコンテンツ作り全般に携わっています。忙しい日々ですが、若手にもどんどん仕事を任せてもらえる環境なので、すごくやりがいがありますし毎日が刺激的です。

── TOKECOMでの学びが、仕事に役立っていると思うことはありますか。
メディアについて学んだことによって、「発信した情報が相手にどのように受け取られるか」ということをよく考えるようになりました。テレビ・新聞の報道の仕方、雑誌の特集の組み方、それから、人と話をするときの言葉使いや態度など、あらゆるコミュニケーションにおいていえることだと思いますが、広い視野を持って情報の受け手のことを考えるという姿勢は、いまのWebメディアの仕事でも大いに役に立っていると思います。

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