現代法学部
野澤 淳史 准教授ゼミ
#公害 #環境汚染 #差別 #社会学
「水俣病は鏡である」と言われます。見る人や見る時代、その角度によってそこに映る姿は無数にあります。水俣病は、単にその歴史の細部や制度を学ぶだけでは意味が(ほぼ)ありません。このゼミでは、まずは水俣病を学び、その上で、水俣病という鏡を通して現代社会を捉え返していくことが目的です。
水俣病は公式確認からすでに60 年以上が経過していますが、解決の糸口が見えません。いまだ複数の裁判が進行中です。しかし、それは誰にとって、どのような意味においてでしょうか?終わらないとも終われないとも言えるその理由を考えていくと同時に、上に書いたように、それが現代社会にとって意味することがらを考えていきます。水俣でのフィールワークを通して、現場から考えていきます。
環境は今を生きる私たちにとって根本的な価値の一つです。大学を出た先どのような働き方・生き方をするにせよこれは必須です。公害・環境問題の原点である水俣病を通して、この環境という価値について考えてみませんか?
環境社会学/障害学
現代社会論/都市環境論