ジェンダーや性について考える

身近なのに真面目に考えられていないことを考える

ジェンダーや性にかんする話題は身近でありながら、真面目に考える機会はそれほどありません。そこでこのゼミでは、じっくり時間をかけて考えてみます。
そのアプローチの仕方は毎年変わります（詳細はシラバスを見てください）。インタビュー調査を実施しながら考える年もあれば、同世代に向けた研修動画の制作をつうじて勉強する年もあります。ひたすら文献を読み込み、ディスカッションをして思考力を鍛える年もあるかもしれません。テーマも毎年変更します。これまで扱ったのは、ジェンダーと教育、ジェンダーと労働、LGBT、恋愛、結婚、男性性などのテーマです。
ただし、毎年変わらないのは、①「当たり前」を疑うこと、②データによって検証すること。たとえば、「日本は男女平等だ」というのは本当なのか。本当だとしたらなぜ日本のジェンダーギャップは「先進国」にはありえないほど大きいのか。一つひとつ、データによって検証していきます。そのことにより、社会問題にたいする公正さの感覚や、論理的思考を養うことができるはずです。