1900年創立の大倉商業学校を前身とする東京経済大学は2020年に創立120周年を迎えました。これを記念して大学史の編纂に取り組んでおりましたが、2020年11月に『東京経済大学百二十年史 資料編第一巻』を刊行いたしました。同書は東京経済大学百二十年史編纂委員会編、㈱日本経済評論社発行、定価8,500円(税別)で全国書店にて販売中です。
『資料編第一巻』は大倉商業学校設立前後から戦後の国分寺移転、大学昇格にいたるまでの史料を収録しています。戦前、学校は関東大震災と東京大空襲という2度の災禍に見舞われ、内部史料の大半が灰燼に帰したため、本資料集では東京都公文書館や国立公文書館が所蔵する公文書や『大倉高商新聞』などの学生新聞に多くをよらざるを得ませんでしたが、結果として総史料点数352、総ページ数962という大部なものとなりました。とりわけ、学生の部活動や日常生活、学内における抗議運動など、学校だけでなく学生にスポットを当てたところは、今回の資料集の特色といえます。
刊行を記念して講演会を開催いたします。参加希望の方は本学ホームページをご利用いただき申し込み下さい。皆様のご来場をお待ち申し上げております。
日 時 | 2021年11月20日(土)13時~16時(終了時刻予定) |
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場 所 | 東京経済大学 国分寺キャンパス 進一層館フォワードホール |
講 演 | 石井寛治 東京大学名誉教授 「商業教育史における大倉喜八郎」 村上勝彦 東京経済大学名誉教授、大倉文化財団理事長 「学校創立の3人の発起人―石黒忠悳、渋沢栄一、渡辺洪基―」 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 事前申込制 (定員:160名) FAXまたは申込サイト |
問合先 | 〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34 東京経済大学 史料室 電話 042-328-7955 FAX 042-328-5900 |
1938年生。
東京大学経済学部卒、同経済学研究科博士課程単位取得退学、東京大学経済学部助手、助教授を経て教授。定年退官後、東京経済大学経営学部教授、2008年3月退任。
東京大学名誉教授、経済学博士(東京大学)、日本学士院会員。
1942年生。
東京大学経済学部卒、同経済学研究科博士課程単位取得退学、東京経済大学経済学部専任講師、助教授を経て、教授。同大経済学部長、学長、理事長を歴任。2013年3月退任。
東京経済大学名誉教授、大倉文化財団理事長。
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