新型コロナウイルスによって生活や仕事、また学業のスタイルに変化を余儀なくされてから2年半が経ちました。当初は混乱の中で試行錯誤をしていた私たちも、Withコロナにむけて、オンラインをうまく活用しながら現実に適応し、そこで最善の効果を生み出すべく、仕事や学びに注力をしていると考えます。またそこでは、価値観の変化も生まれたと言えます。
そうした新型コロナウイルスの感染症拡大のタイミングで、大学1年生や新社会人など、新しい組織・コミュニティに入ったニューカマーたちがいます。彼らは、変化の基点となる前提の経験がないところで、先の見えない事態に向き合い、組織・コミュニティになじみ、成長を求めていきました。実際には(株)リアセックの調査「コンピテンシー(行動特性/意思決定スタイル)の伸長に対するコロナの影響について」によると、※同社開発の「PROGテスト」の結果から、同一対象者の1年次(2019年)と3年次(2021年)の得点差を比較すると、例年と比較して成長幅に停滞感が見られたと伝えられており、コロナ禍の学生は、それまでの学生と比較して成長が鈍化したのではないかと言われる傾向があるかと思います。しかし、こうしたニューカマーたちの育成に携わる私たちの実感として、決して鈍化ということばで片付けられない、リアルな成長がそこにあると考えます。
そこで、本フォーラムでは、コロナ禍で多感な時期を過ごす、いわゆる「コロナジェネレーション」の成長について検討したいと思います。本人たちは新しい組織・コミュニティでどう成長をしていったか。そこではどんな主体性があり、また廻りのサポートがあったのか。今回は大学および企業のコロナジェネレーションにスポットライトをあて、本学キャリアデザインプログラムの教員、学生からの発表に加えて、企業のHRパーソンからの視点として株式会社サイバーエージェント・曽山哲人常務執行役員/CHOにご登壇いただき、ご講演およびパネルディスカッションを通して本テーマを探求したいと思います。
大学や高校の教職員や学生・生徒のみなさんはもちろん、企業にてコロナジェネレーションを受け入れる人事・人材育成担当者のみなさん、また若年層の育成に関わる多くのみなさんにご参加いただき、意見を交換できればと考えております。ご興味のある方のご来場を心よりお待ちしております。
日 時 | 2022年10月12日(水)16:30~18:10(受付開始16:00) |
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会 場 | 東京経済大学国分寺キャンパス 大倉喜八郎 進一層館Forward Hall (会場にお越しになれない方は、zoomによる中継にご参加いただけます) |
参加費 | 無料 |
会場定員 | 100名 |
申込方法 | 事前申し込み制(定員に達した場合は受付終了することがございます)。 以下、申込フォームよりお申込みください。 |
申込締切 | 2022年10月10日(月・祝) |
主 催 | 東京経済大学キャリアデザインプログラム |
株式会社サイバーエージェント 常務執行役員CHO 曽山 哲人
上智大学文学部英文学科卒。高校時代はダンス甲子園で全国3位。1998年に株式会社伊勢丹に入社し、紳士服の販売とECサイト立ち上げに従事。1999年に当時社員数20名程度だった株式会社サイバーエージェントに入社。インターネット広告事業部門の営業統括を経て、2005年人事本部長に就任。
現在は常務執行役員CHOとして人事全般を統括。
キャリアアップ系YouTuber「ソヤマン」としてSNSで情報発信しているほか、「若手育成の教科書」「クリエイティブ人事」「強みを活かす」などの著作がある。
ご参加に際しては、以下の注意事項をご確認ください。
キャリアデザイン・フォーラム2022事務局
メールアドレス:cdf2022■tku.ac.jp(■を@に変更)