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経済学研究科 修士課程

修士課程の開設科目・担当教員

2023年12月6日現在

政治経済学

担当教員 講義内容
柴崎 慎也 准教授 【マルクス経済学】
マルクス経済学の原理論および関連領域に関する研究を行う。研究は主として,K.マルクス『資本論』をはじめとする基本テキストの精読ならびにディスカッションをもってすすめる。なお,履修者の希望をふまえて,テキストは適宜決定する。
岩田 佳久 教授 【経済学原理論と現代資本主義論】
マルクス経済学原理論を基礎に、新自由主義に代表される現代資本主義の特徴を研究する。福祉国家の再編や「金融化」などが大きな焦点となるが、必要に応じてその他のテーマも取り上げる。その際、マルクス経済学方法論における「行動論的アプローチ」や「変容論的アプローチ」など新たな方法についても検討する。
横川 太郎 准教授 【金融制度と金融不安定性】
現代資本主義の特徴の一つである金融不安定性について、主に制度の側面から接近する。20世紀以降のアメリカを対象として、金融制度のいかなる進化が不安定性を生み出すのか検討する。また、ポスト・ケインズ派経済学に関する研究も行う。

理論経済学

担当教員 講義内容
牛尾 吉昭 教授 【寡占理論】
非協力ゲーム理論の応用理論としての寡占理論について、Xavier Vives のテキストを用いて学習する。初歩的な位相・微積分とゲーム理論の知識を前提とする。
浄土 渉 教授 【マクロ経済学】
マクロ経済変数の相互依存を重視するケインズ経済学と経済主体の最適化行動を前提とする新古典派マクロ経済学を講義する。初歩的な微積分と行列の知識を前提とする。
浜野 忠司 教授 【ミクロ経済学】
伝統的なミクロ経済学の理論を、一般均衡分析の立場から講義する。初歩的な集合・位相・微積分に関する数学の知識を前提とする。
遠藤 妙子 准教授 【ゲーム理論】
経済学をはじめとする多くの学問分野において分析手法として用いられているのがゲーム理論である。ゲーム理論を用いて,ミクロ経済学的な観点で研究を行う。基礎的なゲーム理論の知識を前提とする。

経済学史・社会思想史

担当教員 講義内容
川名 雄一郎 准教授 【社会思想史】
近現代の欧米の社会思想について、履修者の希望や関心をふまえたうえでトピックおよび手法を設定し、研究をおこなう。
新井田 智幸 准教授 【経済学史研究】
マルクス経済学や制度派経済学を中心とした、非主流の経済思想について、テキストの読解を主とした研究を行う。扱う思想については、履修者の希望もふまえて決定する。
安川 隆司 教授 【経済学史研究】
スミスからミルに至るイギリス古典派経済学の主要な理論家たちの仕事を中心に、履修者の関心に応じたテーマを設定し、研究を行う。テーマは、狭い意味での理論史に限らず、思想的基盤までを含む。

経済史

担当教員 講義内容
福士 純 教授 【近現代欧米経済史】
主に19世紀以降のイギリスや北米大陸における経済発展の過程や、両地域間の経済関係の構築に向けての動きについて近年の欧米経済史、社会経済史研究の成果を踏まえつつ学習する。
内藤 隆夫 教授 ※2024年度は募集しません。
【日本経済史】
日本経済の歴史的展開について、近代を中心に考察し、先学の議論を批判的に吸収する。
小島 健 教授 【現代ヨーロッパ社会経済史】
19世紀末以降のヨーロッパ経済の展開について、経済発展、大不況、経済統合、福祉国家化など様々な側面に関して考察を行う。

経済政策・経済事情

担当教員 講義内容
井上 裕行 教授 ※2024年度は募集しません。
【金融危機後の経済政策】
金融危機後の国際政策協調を含む経済政策の動向について経済理論的な観点からの考察を行う。
李 海訓 准教授 【東アジア農業論】
長期的な視角に立ち、東アジア農業の歴史的展開および現状分析を行う。特に中国・日本・韓国の農業を相互関係、比較の視点から考察する。
野田 浩二 教授 ※2024年度は募集しません。
【環境経済学・環境政策論】
現実の環境問題に即しながら、環境政策を以下の視点から分析する。(1)環境政策の制定・実施過程を含む歴史的視点、(2)責任構造、(3)権利構造、(4)費用負担構造。
黒田 敏史 准教授 【産業組織の構造推定】
産業組織論の理論に基づいて、政策や新技術が主体均衡、市場均衡それぞれにどう影響を与えるかを実証的に明らかにするため、構造推定と政策シミュレーションの手法について学ぶ。
安田 宏樹 准教授 【労働経済学】
日本の労働市場における諸課題について経済学的に考察する。特に、データを用いた実証分析について取り上げる。
姜 哲敏 専任講師 【応用ミクロ計量経済学】
統計的因果推論に基づく実証分析を行う。学部中級~大学院初級レベルの計量経済学および統計ソフト(StataやR等)の操作に関する知識を前提とする。
中村 豪 教授 【応用計量経済学】計量経済学のより上級の理論とその応用について講義する。大学院レベルのミクロ経済学・マクロ経済学の理論、線形代数・数理統計学に関する基礎的な知識、および最小二乗法とそれに関する仮説検定に対する理解を前提とする。

国際経済

担当教員 講義内容
周 牧之 教授 【中国経済の現状と課題】
中国経済発展のメカニズムと課題について研究する。
南原 真 教授 ※2024年度は募集しません。
【両大戦間期の東南アジアの外国投資動向】

左記の期間における欧米資本の東南アジアへの投資動向を、各国別に考察していく。各国により相違があり、欧米の列強に植民地にされた英領ビルマ・仏領インドシナ、オランダ領インドネシアと独立国タイとの比較も行う。また、日本の同地域への投資も分析していく。業種別の投資動向から特定の業種、例えば林業や鉱業においての欧米の資本投資動向を、会社レベルでのケースステディーとして取り上げることも考えている。テキストは英文の本が主体で、その他の資料も英文が中心となる。
羅 歓鎮 教授 【中国経済発展の分析】
1970年代末から中国は高度経済成長を続けてきたが、最近は成長率が低下し、安定成長という新しい段階(いわゆる「新常態」)に突入しようとしている。開発経済学・政治経済学のアプローチで中国経済発展および制度的イノベーションを検討し、中国経済成長の要因を解明すると同時に、抱える問題点を明らかにしていきたい。
リュドミーラ・サフチェンコ 准教授 【国際経済学の理論】
国際金融および国際貿易についての重要なトピック、特に金融危機を分析した最新のアカデミック・ジャーナルの論文を解説する。

財政・金融

担当教員 講義内容
佐藤 一光 准教授 【財政学】
財政学に関連する教科書、基本的文献、応用研究の輪読を行う。分野は租税、予算、経費、地方財政、外国財政、社会保障、環境政策、雇用政策、国債管理政策など。必要に応じて理論モデル、計量分析、歴史分析、産業連関表についても学習する。
石川 雅也 准教授 ※2024年度は募集しません。
【企業金融】
企業の財務的意思決定の諸要因についての理論的・実証的分析能力を培うために、英語のテキストと論文の輪読を行っていく。また、諸要因の中でも特に、情報の非対称性や株価の変動、経営者特性などに注目する。
渡辺 裕一 准教授 【外国為替理論の再検討】
今日の金融のグローバル化・エレクトロニクス化の進展をふまえつつ、これまでマルクス経済学の立場から提示されている外国為替理論を批判的に検討する。
小川 英治 教授 ※2024年度は募集しません。
【国際金融論】
国際金融、とりわけ為替相場に関わる諸問題について、理論的・実証的に分析するためのツールを習得して、自らそれらを駆使して、これらの問題を分析する能力を高めることを目的とする。
重田 雄樹 准教授 【資産価格理論】
英文による教科書を輪読することで、証券市場における金融資産への投資理論と資産価格決定理論について学びながら、証券市場の振る舞いについて検討を行う。また、上記の理解に当たって必要な数学・統計手法等も同時に学ぶ。

社会政策

担当教員 講義内容
李 蓮花 教授 ※2024年度は募集しません。
【社会保障の歴史と国際比較】

急激な経済社会構造の変化や少子高齢化のもとで日本や諸外国の社会保障制度が直面している諸課題について、歴史的および国際比較の視点から考察する。
栗田 健一 准教授 【思想と歴史から学ぶコミュニティの意義と可能性】
カール・ポラニーの「大転換」や経済人類学等のテキストを用いて、経済の社会への埋め込みについて学ぶ。現代社会において生じている、孤独化や希薄な互酬関係等の事態について学び、これからのコミュニティの方向性について考察する。
尾崎 寛直 教授 【環境問題の社会政策学】
環境問題を中心に,食品公害,薬害,職業病,特殊疾病などを含めた「社会的災害」の被害発生構造を,実態調査をもとに学び,被害救済や問題解決のための社会政策を考える。

※教員の詳細な研究内容等については、東京経済大学専任教員教育研究データベースも参考にしてください。