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大学院生メッセージ

浅野 広視さん(経営学研究科修士課程)

1950年12月生まれ
2017年度に本学大学院科目聴講生で経営労務論(現科目名:人的資源管理論)を受講。2018年4月に本学大学院経営学研究科修士課程にシニア大学院生として入学
元損害保険会社勤務、現在はオフィス家具メーカーで社外取締役を務める
指導教員は関口 和代教授(人的資源管理論)

シニア大学院生として入学したきっかけは何ですか?

社会人のときは実践が中心で、問題意識を持ちつつも落ち着いて勉強する時間が取れませんでした。退職後、もう一度じっくり勉強できる場所を探していたときに、東経大のシニア大学院制度を見つけました。時間をかけて学びたい私にとって、4年間かけて修士課程で学べる上に学費は2年分で良い、という点が決め手になりました。「最初は聴講生で学んでみては」との声掛けもあり、まずは講義のみを聴講し、次の年に講義を担当していた関口和代教授を指導教員として、正式に入学しました。

今研究していることは何ですか?

「働き方改革の浸透・定着のためには」をテーマにしています。例えば、テレワークなどの「制度」は多くの会社で設定可能かもしれませんが、その「運用」や「定着」が非常に難しいと感じています。企業で長く人事に関わった経験から、日常的な働き方レベルに落とし込んで実践しかつ継続することは並大抵のことではないと問題意識を持っています。

また、あまりにも効率を重視した働き方やテレワークを推奨すると、OJTなどの機会が損なわれ、人材育成の点から長期的な競争力低下をもたらすのではないか、と危惧していることも研究背景にあります。

東経大の研究環境はいかがですか?

拠点となる大学院生研究室は、パソコンや資料が配置され、落ち着いて研究する環境が整っています。若い留学生が多いことからミニ国際交流の場となって面白いですね。よく図書館を利用しますが、東経大の図書館は集中して研究するには最適です。自宅にない新聞を読んだり、経済雑誌を読んだり、といった情報収集の場としても活用しています。

受験生へメッセージをお願いします

学ぶ楽しさは、学んでみないと分からない、と痛感しています。東経大のシニア大学院は時間や学費の点でメリットが多くあります。ぜひ「学問は飽きない。やればやるほど面白くなる」を皆さんと共有したいと思っています。地に足を付けて一緒に研究しましょう。

1週間のスケジュール(2年次)

土・日
1時限 買い物
ゴルフ練習
スポーツ観戦など
2時限 授業の予習 レポート作成 社外取締役を務める企業で取締役会に出席 人的資源管理論演習
(指導教員による論文指導)
図書館で論文講読
3時限 知的財産管理論研究
(講義)
授業の予習 授業の復習
4時限 授業の復習 経営環境論研究(講義) 自宅で授業の復習 レポート作成 院生同士で議論
5時限 日本経営史研究(講義)

昼休みは、図書館での新聞チェックが日課
上記以外にも、月に数回、日本取締役協会の勉強会に参加することがあります

授業の前後に予習復習をするなど、一定のリズムで勉強するようにしています