東京を東西に貫くJR中央線快速(一部各駅停車)の各車両窓上に掲出している東京経済大学の広告シリーズ「ゼミする東経大」が2019年2月に更新されました。
第47回となる今回は、日本文学を担当する上野麻美教授が「人生は、せいぜい100年。源氏物語で、1000年前にワープ。」のコピーで登場しています。
JR広告と連動した本学Webサイトでは上野教授のインタビューを掲載しています。
「上野ゼミのモットーは、『体験する古典文学』。毎年、夏休みに京都で合宿し、実地踏査を行っています。どれほど土地の様相が変わっても、稜線や地形、寺の佇まいなど、よすがとなるものは何かしら残っていて、その場に身を置くことで発見できることはたくさんあるのです。」と説明し、エピソードを紹介しています。
また、文学に触れる醍醐味として「私たち人間の一生は、せいぜい100年。見聞きできるものも出会える人の数にも、限りがあります。でも文学作品は、ただページをめくるだけで、時空を超えてどこへでも旅ができる、様々な人生を疑似体験できる。知らなくても困らない、でも、傍らにあれば人生がずっと豊かになるのです。」と語っています。
Webサイトでは上野ゼミで学ぶ学生の声も紹介しています。
「最初は分からなかった歌の真意に気づいたり、台詞に織り込まれた作者の思いを感じ取ったりできるようになり、知るほどに読み方が深まっていく感覚は、とても新鮮でした。」「僕が20代のいま思うことと、将来父親になって感じることは違うはず。何度も読み直して味わいたいです。」などと学生たちは話しています。
2月のゼミする東経大