取材:学生記者 経営学部2年 内田充俊
東京経済大学では、2021年1月6日(水)英語アドバンストプログラム所属生を対象に、優秀者表彰式を開催しました。例年は表彰式の後に懇親会が開催されていましたが、今回は新型コロナウイルス感染防止の観点から飲食を伴う懇親会は中止し、表彰式のみ開催することになりました。
英語アドバンストプログラムとは、20人程度の習熟度別クラスで実施する選抜制のプログラムです。2年間の学習を通して、実践的な英語のコミュニケーション能力を養います。2020年度は115名の学生が英語アドバンストプログラムに所属しています。
今回の表彰式では、英語アドバンストプログラムを2年間継続履修し、担当教員から推薦された3年生5名が表彰されました。成績優秀なだけでなく、他の学生の模範となる学生が選出されています。
表彰式では「TKU Advanced English Program」と刻印されたボールペンが優秀者に贈呈され、努力が称えられました。このほか、2年間で英語アドバンストプログラムから6単位以上を取得した学生には、プログラム修了証が送付されます。
2020年度に優秀者として表彰されたのは以下の5名です。それぞれのコメントとともに紹介します。
加藤 博之さん(コミュニケーション学部3年)
参加当初、読み書きにはまだ自信があったのですが、話すことには苦手意識を持っていました。しかし、参加するうちに苦手意識も薄れました。2020年2月には、オーストラリアのフリンダース大学への短期留学にも挑戦しました。ゼミ活動なども並行して行っていますが、楽しく学ぶことができたので、苦にならずに両立できました。
熊耳 萌々夏さん(経済学部3年)
応募のきっかけは「英語は継続が大事」という当時の先生からの言葉です。卒業までの4年間は英語の勉強を続けたいと考えていたので、私にとって英語アドバンストプログラムは最適な環境だったと思います。以前までの英語学習とは違い、日本語禁止・会話中心で進む授業はレベルが高く、刺激になりました。今後は学外で英語を話すことにも挑戦していきたいです。
見城 絢香さん(現代法学部3年)
2年生前期の授業では、間違った単語や文法を使ってしまわないか不安に感じ、英語を話すことに対して緊張していました。しかし、次第に慣れていき、週に2回の授業は楽しみながら英語を学べる良い機会となりました。また、TOEICを受験した際には、履修前に比べて正解を確信しながら解ける問題が大幅に増え、自分の成長を強く実感することができました。
佐藤 華さん(現代法学部3年)
この度は、英語アドバンストプログラム優秀者に選んでいただき、ありがとうございます。私は、英語アドバンストプログラムを履修してすぐの頃は自分に自信が持てず、授業に積極的に参加できずにいました。しかし、思い切って発言していくうちに授業が楽しいと感じるようになり、自然と能力も身に付いていきました。この経験を生かして、今後も英語学習に励んでいきます。
野田 聖実さん(経営学部3年)
今年度はZoomでの授業となり、前年度とは全く異なる環境だったため、慣れるのに少し時間がかかってしまいました。英語は特に得意でも好きな教科でもなかったのですが、今後の必要性を考えて英語アドバンストプログラムを履修しました。自分一人では勉強しない私にとっては、週2日授業があるというのは非常に良い環境だったと思います。
英語アドバンストプログラム運営委員長の小田登志子准教授は、「英語は生涯学習として継続することが重要です。ゼミや部活動と両立できるよう支援しますので、ぜひ多くの学生に英語アドバンストプログラムに参加してほしいと願っています。国際公用語としての英語を身につけることにより、みなさんのチャンスは大きく広がることでしょう」と語っています。
取材:学生記者 経営学部2年 内田充俊