東京経済大学経済学部・経営学部・全学共通教育センターは2024年12月7日(土)、「ゼミ研究報告会」を開催しました。このゼミ研究報告会は毎年開催されており、それぞれのゼミが15分〜20分ほど研究の成果を発表した後、質疑応答が行われます。
経済学部の羅ゼミは”サウジアラビアVision2030”というテーマでサウジアラビアの経済について研究発表を行いました。サウジアラビアの産業は石油に依存しているという問題点を提示した後、現在の経済状況を雇用の面から解説しました。サウジアラビアでは女性の社会進出が進んでいるものの若者の失業率が高い点に触れ、経済改革構想であるVision2030を達成するためには継続的に改善する必要があるとしました。
経営学部の石黒ゼミは、”未来の雑誌を創造する”というテーマのもと、出版業界を研究した内容を発表しました。現在の紙雑誌は、インターネットメディアの普及や付録によって本体の価値が低下しており、読者の雑誌離れが深刻であるという状況を述べ、それらを解決するためには専門性や希少性を上げることが重要だとし、インディペンデントマガジンや限定商品マーケティングを提案しました。
質疑応答は発表者が自らの研究を振り返る様子も見られるなど活発に行われ、白熱した報告会となりました。
学生広報スタッフ 経営学部1年 齋藤陽加