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日本航空社員が語る「多文化社会で働く」 ― 国際コミュニケーション学科でのゲスト講義

2025年6月20日(金)、東京経済大学コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科の専門科目「多文化社会で働く」(担当:小山健太准教授)にて、日本航空の戸田亜希氏をお招きしてゲスト講義が行われました。

日本航空の客室乗務員として長年にわたる乗務経験を持つ戸田氏は、国際的な人の移動が活発になり、お客様の多様化が一層進んでいることをふまえ、クルーの多国籍化も進んでいることを紹介しました。そして、多文化のクルー同士がコミュニケーションをとる際には、察することよりも明確な意思表示や積極的な提案が重要であることを説明しました。

また、戸田氏はシンガポールでの駐在中に経験した異文化の戸惑いについて事例を紹介し、そうした「違い」に気づくことが相手への「理解」につながるという考え方を伝えました。

ゲスト講義を受けた学生からは、「航空業界における多様性の重要性や、業界のスケールの大きさについて知ることができた」「多文化社会で働くうえでは、自分の当たり前が通じないことを前提に、相手にきちんと伝える努力や、相手の文化や価値観を理解しようとする姿勢が必要だと感じた」などのコメントがありました。

国際コミュニケーション学科では、異文化の人をもてなしたり、異文化の人と共に働くために必要な実践的な英語力を鍛えるとともに、グローバル社会を文化の視点で考える力を養います。そして、国際コミュニケーション学科2年次の履修必修科目が「多文化社会で働く」です。担当教員の小山准教授は「これからは多くの業界や職種において、多文化社会を前提とした働き方が求められます。今回、この授業として初めて日本航空の社員をお招きできたことで、航空業界における実例を通して学生たちが学びを深める貴重な機会となりました」とゲスト講義を振り返りました。