東京経済大学でSDGsに関する啓発や認知を広める活動をしている学生団体SDGs学生委員会は、2025年7月4日(金)、6号館F304教室で株式会社ツムラ「#OneMoreChoise(ワンモアチョイス)プロジェクト」のメンバーを招いて、頭痛や疲れ、生理痛やPMS(月経前症候群)など言葉にしにくい不調があるのに、無理に我慢していつも通りに学校に行ったり、家事をこなしたりしてしまう「隠れ我慢」に関する#OneMoreChoice(ワンモアチョイス) 研修を開催しました。
「#OneMoreChoice(ワンモアチョイス)プロジェクト」は、株式会社ツムラが「生理のつらさを、我慢しなくていい社会へ。」をステートメントに掲げ、2021年から中長期で取り組んでいるプロジェクトです。不調の際に休む、働き方を変える、誰かに相談する、など、我慢以外の選択肢(=OneMoreChoice)をとれるようになり、一人ひとりが、そして組織やコミュニティが、生理やPMSを正しく理解し行動するきっかけをつくり続けています。
冒頭、「隠れ我慢」に関して、周囲に言えず心身の不調を無理に我慢して仕事や家事などをしている調査結果等の説明を受けた後、「自分の我慢タイプを知ろう」というテーマで意見交換を行いました。 続いて、我慢には「効く我慢」と「効かない我慢」があり、「効く我慢」には、乗り越えた後に成長があるが、「効かない我慢」を続けると、メンタルヘルスにも影響が出るといったことや、自身のライフプランやキャリアプランを考えるとともにライフステージの中で起こりやすい不調のほか、対処方法などについて、グループディスカッションと講義を通じて、参加した学生たちは理解を深めました。
研修は「わたしの#OneMoreChance」を自身のワークシートにまとめ、グループ内で披露して、終了しました。
今回の研修のプロジェクトリーダーである稲垣 春花さん(経営3年)は、SDGs学生委員会内で今回の研修のテーマである「隠れ我慢」について、学生間でも無理解、無関心があるのではないかと話し合いをしていた。今回の研修を通じて「周りに我慢をしているという人かもしれないということを知ってもらうことだけでも、人間関係を円滑に進められると改めて学んだ」と語り、今回の研修成果を学内で積極的に発信していきたいと話していました。
関連リンク:東京経済大学のSDGs