2025年9月10日、東京経済大学キャリアデザインプログラムは「ジョブシャドウイング成果報告会」を開催しました。
ジョブシャドウイングは、働いている人に影(shadow)のように同行し、その仕事(job)の様子を観察するキャリア教育プログラムです。
キャリアデザインプログラムでは、学生が仕事の現場に触れることで、働くことへの前向きな意識を養うことを目的として、開設当初の2017年度から、1年次夏休みにジョブシャドウイングを実施しています。
2025年度は、キャリア教育・キャリア開発を専門とするOriginal Point株式会社と連携してジョブシャドウイングを実施して、計8社に15名の学生が訪問しました。学生の訪問を受け入れていただいた企業は、Original Point株式会社、株式会社シェイク、株式会社心電、株式会社ヒトカラメディア、株式会社ラッキーモンスター、株式会社リロケーション・ジャパン、株式会社Your Verseです。
参加学生からは、「全力で仕事に取り組む姿を間近で見て、自分もこうありたいと強く思いました」「参加前は『仕事=個人作業』というイメージでしたが、実際にはチームで成果を生み出していたことが印象的でした」「お金のためにだけ働くのではなく、自分なりの価値を仕事で見出すことが重要だと気づけたので、この経験をこれからのキャリア形成に活かしていきたいです」といった前向きな感想が報告されました。
河瀬恵子特命講師(キャリアデザインプログラム担当)は「学生たちはジョブシャドウイングという観察学習を通じて、仕事が他者との関わり合いによって成り立っていることを実感しました。さらに、“勤労観(働くことへのイメージ)の広がり”という大きなギフトも受け取ったようです。入学後はじめての夏休みに、好きなことに挑戦するという大切さを学ぶことができた学生たち。今後の学生生活での新たな経験を通じて、自分らしいキャリアを歩んでいってくれることを期待しています」とジョブシャドウイングを振り返りました。