1年次に4学部の基本を学ぶことで
2年次からの専門のキャリア教育がよりいっそう深まります
キャリアデザイン1年次から4年次に開講される少人数制の「キャリアデザイン・ワークショップ」 により自分の適性を探り、長期的な目線で人生をデザインする力や、主体的に考え行動する力を段階的に養います。併せて1年次に4学部の入門科目を学んだうえで、2年次以降は選択した学部に所属し、社会科学の専門的な知識を習得します。また、「学部 横断履修科目」として他学部の科目も受講し、めざすキャリアや目的に応じて学びの世界を広げることが可能です。
キャリアデザインのプロセスには「自己理解」「環境理解」と、その「統合」が必要です。この授業ではその探索の手法として、レゴ®ブロック(Lego®Serious play®)を採用してい ます。自分の思いや考えをブロックで作品にすると、選んだ色・形に自分が投影されま す。例えば「一番心が踊った体験」というテーマを作品にしたとき黄色いブロックが使われていたとします。その理由を尋ねると「自信や誇りが現れていると思う」などの言葉 が出てきます。楽しみながら、自分でも気づいていなかった本音に触れることができるの です。 「自己理解」では、これまでとこれからの自分を作品にして自身の特性を理解し、 「環境理解」では、興味のある企業とその社会課題を作品にして企業とその戦略を理解 します。最後に「統合」として、コネクティングパーツ(作品同士を結ぶ線状のブロック)で 自分と企業とを繋ぎます。企業作品の根元、トップ、社会課題と向き合う側など、自分が つないだ場所にどう関わりたいのかを言葉にできれば、"生きだ' 言葉で自分を語れるようになります。就職活動では、学生が自分の思考と経験をもとに話しているかどうか、 企業側はすぐに気づきます。上記のプロセスを踏んでいる学生は、説得力が違います。ま た授業を通して、自分の強み・弱みを含めた特性を認めることで、どんなときも他者に左右されずに生きていける「しなやかさ」を身につけることもできるはずです。