東京経済大学キャリアデザインプログラムの田村寿浩特命講師は、2025年8月から9月にかけて計4日間、特別講義「イノベーションキャリア考察ワークショップ」を実施しました。
この授業は、今年度初開講となる夏季集中の特別授業で、キャリアデザインのプロセスである「自己理解」「環境理解(未来洞察)」とその「統合」を探究する手法としてレゴ®シリアスプレイ®(レゴ®ブロックを使った創作と対話を通してひとりひとりが持つ想像力、洞察力、潜在的知識を引き出すプロセス)を活用し、ワークショップ形式で行われました。
受講者は、25年後の社会とその環境で働き生きる自分の姿を想像しながら、ブロックで作品を制作し、楽しくも深いディスカッションを重ねました。教室内は終始、活気と一体感に包まれていました。
受講した山岸海斗さん(コミ・4年)は、「手を動かして考えを形にする過程で自分の思考が見えてきた。就職を控えたいま、未来の社会やそこにいる自分を具体的に描けてよかった」と感想を語りました。
小倉稔さん(コミ・4年)は、「思いや感覚が作品になっていく過程で、自己理解が進んだ。ディスカッションで作品の根底にある意図や感情を伝える際、言葉をおろそかにできないことを実感し、どう伝えるかに丁寧に向き合えた」と振り返りました。
担当教員の田村特命講師は、「レゴ®シリアスプレイ®に関わって15年ほどになるが、ここまでダイナミックな作品群に出会えたのは初めてで、そこで学生たちが語る言葉に、ありたい未来を描けている手ごたえを感じた。4日間、集中的に授業を実施できたこと、また1年次から連続してキャリアに関するワークショップを受講してきたメンバーだったので強いつながりがあったことから、より深い学びの場になった。キャリアデザインプログラムだからこそ実現できた授業だった」と今回の特別講義を総括しました。
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東京経済大学キャリアデザインプログラム