
東京経済大学SDGs推進委員会は2025年12月4日(木)、SDGsシンポジウム「外国ルーツの子どもたちと地域の未来 ~地域で広げる支援の輪~」を6号館F303教室で開催しました。
このシンポジウムは2部構成で行われ、第1部では、東京経済大学全学共通教育センターで意味論や統語論を研究し、国分寺市国際協会会長を務める小田登志子教授を聞き手として、国分寺市国際協会(KIA)の森英子氏、佐久間裕子氏、小平市国際交流協会(KIFA)の北川裕之氏、原聡子氏が登壇しました。
登壇したボランティアの方々から、海外ルーツの子どもたちの学習支援活動を通じた経験について、「子どもたちが成長したときにやりがいを感じる」「子どもたちが協会を自分の居場所として感じ、学習に取り組んでくれるようになることがうれしい」などの報告が行われたほか、「日本語サポートを行うためには自分たち自身も知識をアップデートする必要がある」と、活動の実際や直面する課題が共有される場面もありました。また、海外にルーツを持つ本学学生も登壇し、自身の学校生活における経験や感じた課題などについて語り、子どもたちの現状への理解を深める機会となりました。
引き続き行われた第2部では、参加者がグループに分かれ、「地域社会で子どもを支えるためには」をテーマに、海外ルーツの子どもたちに対する支援のあり方や地域としての向き合い方について意見交換が行われました。
本学のSDGs関連活動について:東京経済大学のSDGs
教員紹介:小田 登志子(オダ トシコ)