
国分寺レイディオ 第4シーズン「ブックタウン国分寺」では、国分寺のまちと人と本の結びつきについて取り上げました。
本と人をつなぐ場所、仕組み、お店、活動、取り組み、つくる人、国分寺を描いた本や国分寺で描かれた本などについて、テーマ別に「つなぐ」「えがく」「つくる」の3回に分けて国分寺ブックタウンプロジェクトの青木知子さんと一緒に紹介しています。
私たちが思っている以上に国分寺はブックタウンであることを今回の「ブックタウン国分寺」から感じ取っていただければと思います。
●第1回「つなぐ」の概要
第1回「つなぐ」は、私たちにとって最も身近な貸し出す仕組みであり読むための場所でもある公共図書館の紹介から始まります。
都立多摩図書館や国分寺市立図書館5館の特徴や歴史、利用方法、図書館を場所として使った取り組みなどについて話しています。
また、国分寺から少し離れますが、多摩地域だけでなく全国の図書館にも大きな影響を与えた日野市の「移動図書館ひまわり号」の取り組みや『移動図書館ひまわり号』という本を復刻した夏葉社の島田潤一郎さんのことも熱く語っています。
後半は、国分寺市内の新刊書店と古書店についてです。
早春書店、七七舎、古書まどそら堂、雲波といった国分寺駅周辺の個性的で魅力あふれる古書店が中心なのですが、おばあさんの知恵袋の三田村慶春さんと村上春樹さんの関係や、国立の新刊書店増田書店の存在感、中央線沿線の独立系書店や古書店などにも話しがそれていき、最後は珍屋や超山田堂といった中古レコード店まで話がそれて終わります。
●第2回「えがく」の概要
第2回「えがく」は「国分寺を描いた本/国分寺で描かれた本」を紹介します。
最初に村上春樹さんが国分寺で経営されていたジャズカフェ「ピーターキャット」の話から始まり、村上さんの本についての話題に移ります。
話しはさらに村上春樹さんと同い年で同時期に国分寺に住んでいた作家の佐藤泰志さんに移っていき、やはり同い年の作家亀和田武さん、国分寺市内にお住いのライター岡崎武志さんまで名前が出てきます。
続いて、野川と国分寺崖線を描いた本を紹介しています。
有名なのにあまり読まれていない大岡昇平『武蔵野夫人』の読み方のコツから始まり、長野まゆみ『野川』、山崎ナオコーラ『りぼんの男』と続く野川や国分寺崖線を描いた小説を勝手に「野川小説」と名付けたりしています。
話しの合間に貝塚爽平『東京の自然史』や『富士山の自然史』を取り上げ、『殿ヶ谷戸庭園~市民が守った多摩の文化財庭園』がなぜ私たちにとって重要な本なのかも説明しています。
最後に、漫画、アニメ、絵本、児童書などを取り上げています。
「劇画」という表現フォームが国分寺で生まれたこと、タツノコプロのあまり知られていないアニメ作品の魅力、タツノコプロから独立して『攻殻機動隊』で世界的に知られるようになったプロダクションI・G、読み聞かせの活動から絵本作家になった方などを紹介しています。
●第3回「つくる」の概要
第3回「つくる」は、「国分寺で本をつくる人」と「国分寺で何かをつくり上げた人の本」を取り上げています。
「本をつくる人」の代表として、クルミド出版の影山知明さんと「タモリ倶楽部」などのテレビ番組で「ガケ博士」として有名な之潮(コレジオ)の芳賀啓さんの個性的で熱量の高い仕事や著作を取り上げています。
後半の「つくり上げた人の本」では、あまりにも視覚的インパクトのあるご自宅「たんぽぽハウス」をつくり上げた記録でもある『たんぽぽハウスができるまで』を書かれた建築家・建築学者の藤森照信さん、『カフェがつなぐ地域と世界 カフェスローへようこそ』の吉岡淳さん、『フィーリング・バース 心と体で感じるお産』の矢島助産院・矢島床子さん、『でめてる 野菜のおかず』のイラストレーター石綿希和子さんを取り上げています。
最後に、ゲストの青木さんたちによる「国分寺ブックタウンプロジェクト」の活動を、前身の「西国図書室」から振り返りながら、ブックタウンとしての国分寺の今後の姿などについて話し合っています。
地域連携センター 笹川 克也
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