国分寺レイディオ 第3シーズン「国分寺ミュージックDig!」のテーマは、「国分寺の音楽について掘り下げる」です。
第1シーズン「国分寺1976」では、1976年を中心に1970年代の国分寺のまちにいた若者たちの姿を取り上げました。竹中直人さんの隠れた名曲『国分寺1976』に関連する曲をめぐりながら国分寺と音楽の関係についても紹介しています。
また、第2シーズン「『カフェ』から国分寺はつくられる」では、日常のなかでの人と人が交通するサードプレイスとしての「カフェ」をつくろうとする人たちに焦点を当てました。
今回の第3シーズン「国分寺ミュージックDig!」では、祝祭的な場である音楽フェスを、地域と密着した新しいかたちでつくり出した冬木義郎さん(こくフェス実行委員長)にお話しをうかがいながら、国分寺の音楽と人について掘り下げました。
第1回「国分寺で『フェス』をつくるpart1」の概要
第1回「国分寺で『フェス』をつくるpart1」では、2022年から始まった地域音楽イベントこくフェスとはどのような音楽フェスなのか、どのように出来上がっていったのか、コロナ禍で失われそうになった音楽をどうやって取り戻そうとしたのか、といったことをこくフェス実行委員長の冬木さんからうかがいました。
初年度の企画については、忌野清志郎さんの熱い魂が乗り移った青森のオサムちゃん、そしてフォーク・ソングのレジェンド小室等さんへの出演オファーが実現したときのお話しには胸が熱くなります。
音楽を楽しみ緩やかにつながる場としての「フェス」を地域につくることへの冬木さんの思い、喜び、苦労などがひしひしと伝わりました。
第2回「国分寺で『フェス』をつくるpart2」の概要
第2回「国分寺で『フェス』をつくるpart2」では、2025年5月10日(土)・11日(日)に開催されるこくフェス2025の目玉企画を紹介していただきました。
2025年は35か所に会場に拡大し、新企画も多数用意されていますのでぜひこくフェス公式ウェブサイトhttps://www.kokufes.com/や公式フェイスブックで内容をチェックしてください。たくさん話していただいたのでその一部だけですが紹介します。
・忌野清志郎さん関係企画「Oh!RADIO ~聴かせておくれ清志郎の話、聴かせておくれ清志郎の歌~」(梅津和時さん、有賀幹夫さん、高橋Rock Me Babyさん)
・荒川ケンタウロスの一戸惇平さんの国分寺弾き語りツアー
・「恋ヶ窪横丁新企画」でDJガッツボーイスリムさん他出演
・本多公民館でのサルサガムテープ(かしわ哲さんが率いる知的障害者の方々のバンド)公演
第3回「70年代の国分寺と音楽」の概要
第3回「70年代の国分寺と音楽」では、70年代の国分寺に関係の深いアーティストを紹介しています。
特に、第1シーズンで取り上げた忌野清志郎さんとともに国分寺アーティストの代表である中山ラビさんの音楽と人物について時間をかけて掘り下げました。
ラビさんが影響を受けた、ボブ・ディラン、パティ・スミス、岡林信康などのアーティストが話題に出ていますが、在りし日のラビさんの普段の様子などについても話しています。ラビさんは私たちにとって本当に大きな存在だったのです。
第4回「現在の国分寺と音楽」の概要
第4回「現在の国分寺と音楽」では、現在の状況について、国分寺に縁のあるアーティストに加えて、ライブハウス、中古レコード店、音楽が流れているお店などについても取り上げています。
アーティストとしては、国分寺で生まれ育ったエディさん率いるMAD3、珍屋のレコード袋のイラストでも有名な坂本慎太郎さんのゆらゆら帝国、中山ラビさんが名付け親の女性シンガーソングライターキライ、国分寺の居酒屋で出会った3人で結成されたFUNNYGUYSなどを紹介しています。
特に、国分寺観光大使の荒川ケンタウロスについては、2023年に発表された名曲『花沢橋』が国分寺で歌い継がれる歌になっていってほしいという私たちの思いも込めながら掘り下げています。
ご意見、ご感想などは地域連携センター crc■s.tku.ac.jp(■を@に変更)までメールでお願いいたします。
2025年4月 地域連携センター 笹川 克也