「国分寺レイディオ」第1シーズンでは「国分寺1976」という特集を組みました。
全5回の予定で、サブカルチャー、カウンターカルチャーの視点から1976年頃の国分寺の若者たちの姿を見つめます。
それは、国分寺のまちに今も流れ続けている、「自由を求め組織を求めない人たちが持っている精神」の源流をたどる旅であるともいえるかもしれません。
「国分寺1976」では、国分寺を中心とした60年代から70年代のサブカルチャー、カウンターカルチャーに詳しいライターの近松佐左衛門さんに依頼し、1976年に国分寺にいた若者たちである、竹中直人さん(1976年から80年代初めまで国分寺在住)、村上春樹さん(1974年から1977年までにジャズ喫茶「ピーターキャット」を国分寺で経営)、「部族」と名乗ったヒッピーたち(長本光男さんや山尾三省さんなどが1968年から国分寺に住みロック喫茶「ほら貝」を運営)、国分寺に育ったRCサクセションの忌野清志郎さん、国分寺を舞台にした野球漫画『野球狂の詩』を描いた水島新司さんなどについて語っていただきました。番組の編集、ジングル作成、BGM作曲・演奏はミュージシャンのGO ARAIさん(シタール、バイオリン奏者)が手掛けています。
今回は近松さんの一人語りとなりましたが、今後は対談やインタビューなどさまざまなかたちでラジオ番組を作ってゆきたいと考えています。
これからも試行錯誤は続きますが、生まれたばかりの「国分寺レイディオ」を暖かく見守っていただければと思います。