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「東京経済大学における性的指向と性自認(SOGI)の多様性に関する基本方針及びガイドライン」の制定について

学長 岡本 英男

本学は2021年にSDGs宣言及びSDGs行動憲章を策定・公表しました。この行動憲章において「本学は、誰もが公正に包摂される社会、多様性が尊重される社会を重視し、それを規範としてあらゆる大学運営を進めていきます。」を定めています。この度、そうした取り組みの一環として、すべての人が自分らしく生きることのできる社会の実現を目指し、性的指向・性自認(SOGI: Sexual Orientation and Gender Identity)の多様性を尊重することにより、学生の誰もが安心して学生生活を過ごせるように、また、すべての教職員が安心して働けるように「東京経済大学における性的指向と性自認(SOGI)の多様性に関する基本方針及びガイドライン」を制定いたしました。
具体的には、まず以下のように5つの「SOGIの多様性に関する基本方針」を掲げた上でこの方針に基づいた具体的な対応等をガイドラインにまとめました。 SOGIについては本学構成員すべてが「当事者」であり、けっして避けて通ることのできない大切な問題です。同時に、SOGIに関する理解を深め、あらゆる差別や偏見の解消を目指すというSOGIに対する基本姿勢を堅持した上で、よりよいガイドラインとなるよう随時の見直し・改訂を行っていく必要があるものと考えています。皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

【SOGIの多様性に関する基本方針】

  1. LGBTQをはじめとした性的マイノリティや、個人の多様な性のあり方を認め、これを尊重すること。
  2. SOGIを理由とする差別や不当な扱いをなくし、誰もが安心して本学で過ごせるよう、学ぶ権利と働く権利を守ること。
  3. SOGIの多様性についての理解を深め、差別と偏見を解消するための意識啓発に取り組むこと。 相談や支援の担当者が適切な理解に基づいて業務に携われるよう、理解促進の機会を設けること。
  4. 性的マイノリティを含むすべての人が豊かな人間関係を育み、必要な配慮や支援に対する声を上げやすい環境を整備すること。そのために関係者が協力・連携しながら対応すること。
  5. プライバシーの保護につとめ、差別的言動やアウティング等の人権侵害・ハラスメントの防止につとめること。

2025年11月26日