経営学部
小野 武美 教授ゼミ
#株式会社 #財務報告 #企業統治
現代の会計制度は長い年月をかけて形成されてきたものです。先ず、財務諸表の作成のための基本的なルールである複式簿記は、ヨーロッパで12 ~ 13 世紀ころから始まったとされ、その後産業革命期に巨大な株式会社が勃興するとともに財務諸表の公開が始まりました。従って現代の会計を表面的にではなく深く理解するには、そうした会計の歴史的な変遷について学ぶことが不可欠となります。そこでゼミでは、現代会計の考え方がどのようにして成立してきたのかを、その成立の根拠にまで遡って見ていくことにします。
前期では、会計史に関する文献を読みながら、現代会計の成り立ちについて学んでいきます。各自が分担して報告をしながら、専門書の読解力と発表力を身につけることを目指します。後期では、各自が具体的なテーマを決めて、書物だけではなく有価証券報告書、新聞・雑誌、データ・ベースなどを使いながら、自ら調査をして考えをまとめ発表する練習をしていきます。最終的には単位認定論文(1万字程度)を作成することを目標とします。
財務会計論
国際会計論/簿記・会計入門