現代法学部
若狭 彰室 准教授ゼミ
#国際法 #国際裁判 #紛争処理 #英語
国際法は国際社会の法です。しかし、実際にどのような場面でどのように使われているのかは、あまり知られていません。国際社会には、我々が慣れ親しんだ国内と同じ意味での、立法機関(議会)も、司法機関(裁判所)も、行政機関(狭義の政府)も、ありません。それでも、国際法は、国際社会の法として、当事者間での交渉や合意に基づく国際裁判を通じて、紛争処理に用いられてきました。そして、こうした事例の積み重ねによって国際法は発展してきました。現在では国際法が固有の法体系であることを否定する国は事実上存在しません。国際法とは、具体的に、どのような法なのでしょうか?
このゼミでは、過去に生じた国際裁判を中心とした事例の検討を通じて、領域を巡る紛争、個人の権利・人権問題、安全保障問題等の分野で、具体的に「国際法」がどう使われるのかを、学びます。国際法を知ると、世界のニュースと歴史の見方が、より豊かになるはずです。
国際法
国際社会と法