現代法学部
二見 絵里子 准教授ゼミ
#環境法 #民法 #不法行為
環境問題に関わる法にはいくつかのものがあります。代表的なものには、環境問題の発生を未然に防いだり、すでに生じた環境問題を解決したりするための独自の基準や手続を定める法があり、こうした法は環境法と呼ばれます。このほか、六法の1つである民法も、環境問題に由来する私人間の争いを解決するにあたり用いられることがあります。
このゼミでは、環境問題に関わる民法と環境法について検討します。前期には、関心のある環境問題についての民事裁判例をとりあげ、何が争点となっており、裁判所によってどのような判断が下されたか、それは妥当であるかを考えます。後期には、環境法にカテゴライズされる法律について、それがどのような環境問題を解決するために定められ、どのような仕組みと特徴を有しているか、またどのような課題が残されているかを考えます。いずれの回でも、報告者グループによる検討と報告を踏まえて、これを受けてゼミ生全員で議論します。単に調べるだけでなく自ら考えること、自分の見解を相手に明確に伝えて議論することを求めます。
環境法/民法
環境問題と法/被害救済と法/国際環境法