経済学部
福士 純 教授ゼミ
#経済史 #アメリカ、ヨーロッパ #経済成長 #グローバル格差
本演習では、主に現在の欧米諸国の社会経済問題や文化について歴史的観点から検討することで、これらの問題に対して自ら考える姿勢を養うことを目指します。
「歴史的観点」と聞くと、年号の暗記などを思い浮かべたり、「昔」の話を勉強しても役に立たないのではないかと思ったりするかもしれません。しかし、現代に起こる諸問題を「結果」と考えるならば、その問題= 結果に至る「原因」は必ず現在より前の過去に起こっているのです。「歴史的観点」から物事を理解する能力を身に付けることで、「原因」から「結果」に至る過程をより的確に理解できるようになるといえるでしょう。
そのため、本演習では欧米経済に関する文献を参加学生全員で読み、討論を行うことで内容の理解を深めます。それと同時に、自分の意見を提示し、議論を展開する技術を学びます。これは、単に欧米経済の知識を増やすだけではなく、近年必要性が叫ばれる、複雑な問題を的確に把握し、適切な対応を導き出す論理的思考や課題解決力を身に付けることにつながるでしょう。
欧米経済史/欧米経済論
欧米経済史