経済学部
福士 正博 教授ゼミ
#東京一極集中 #メガシティ #コンパクトシティ #人口・産業・情報・文化集積
日本の首都東京は、人口、産業、情報、文化などが集積した、世界でも有数のメガシティとして知られています。その魅力は今後も、都市が持つ可能性としてさまざまな領域で発揮されていくことは間違いがありません。しかし、その一方、肥大化した都市は成熟度を高めていくとともに、そのひずみを生み出していきます。すでに、高齢化の進行、医療施設・介護施設の不足、交通渋滞、待機児童の増大、都市インフラの老朽化など、「東京劣化」と呼んでもよい現象が生まれてきています。つまり、都市を考えることは、都市が持つ可能性と劣化現象を同時に取り上げるということになります。ゼミでは、こうした両面をもつ都市が抱える諸問題を、「スマート化」をキーコンセプトに考えようとしています。アイデアや知恵を働かせ、さまざまな工夫をしながら、都市の持続可能性を考えることです。どのようなアイデアがあるかは、ゼミ生の柔軟な発想と議論の進化(深化)にかかっています。
環境経済学/消費社会論/地域再生
地球環境問題/コミュニティの経済学