総合教育演習
戸邉 秀明 教授ゼミ
#日本史 #戦争 #近現代史 #民衆
年間テーマにそって、日本近現代史に関する著作を参加者全員で読み解いていきます。その過程で関連映像を視聴し、ゆかりの場所を訪ねて、さらに理解を深めます。これまで取り上げた主題は、「庶民の日記で知る敗戦前後」、「戦後史の再検討」、「民衆と天皇制」、「兵士の目線で考える軍隊と戦争責任」、「沖縄戦の実態と記憶」などです。20 世紀の歴史を、戦争とその後を軸として、民衆の視点からとらえ直してきました。
ゼミでは以下の3 点を重視しています。第一は歴史の当事者の目線です。当事者にとって、その時代はどう見え、当時の社会がその見方にどう影響したのか、を出発点とします。第二は現代との関係です。過去とは無関係とされる私たちの常識が、いかに多く過去に縛られているのかを探ります。最後は、本を深く読めるようになること。そのために要約や報告の仕方について、くり返し解説していきます。
歴史を現在に生かすには、知識の量よりも、歴史の見方が大切です。常識を離れて歴史で考えることこそ、本学の〈実学〉を下支えする教養となるはずです。
沖縄現代史/日本近現代史/史学史
日本史/歴史で知る東京経済大学