経済学部
内藤 隆夫 教授ゼミ
#社会・経済史 #経営史 #近現代史 #文献講読
このゼミでは、主に文献の講読を通じて近現代日本の社会・経済史を学びます。具体的には個人の報告あるいはレポートの執筆と、それに対する討論や添削を行っていきます。
基本的に、毎回テキストを一定分量ずつ、報告者を割り当てて輪読していきます。この作業の積み重ねを通じて、まずは日本経済史の基本的な知識や考え方を身につけます。またその際に、毎回の講読を、「先学の議論を批判的に吸収する」という姿勢で取り組むことによって、国内外の社会・経済問題を歴史的・実証的に分析する能力を修得することを目指しています。
1年間のゼミの中で、前期には比較的易しめのテキストを読み、日本経済史の世界に慣れてもらいます。ゼミ生の人数に応じて、図書館の実習などによって専門的な文献の探し方を学ぶこともあります。後期には、多少専門的なテキストあるいは論文を読み込みます。また前後期を通じて時おりレポートを執筆してもらい、それをゼミ生同士が添削することで、文章を作成・表現する能力を身につけることも目指していきます。
経済史を学ぶにあたって重要なのは、テキストをじっくり読むことを通じて、その時代の雰囲気に入り込むことだと私は考えています。そうして歴史に対する理解を深めた上で、改めて現在の社会・経済を見渡すことによって、受講生の皆さんに広い視野が養われるものと期待しています。
日本経済史
日本経済史/社会経済学入門