コミュニケーション学部
本橋 哲也 教授ゼミ
#植民地主義 #人種 #ジェンダー #階級
シェイクスピア演劇は、16 世紀と17 世紀という「ヨーロッパ的近代」の黎明期に書かれ、上演されたにもかかわらず、というかまさにそれゆえに、21 世紀の現代という「ヨーロッパ的近代」の終焉期における、さまざまな社会的、政治的、経済的、文化的問題への広範で深遠な視野を提供してくれます。そこには植民地主義やジェンダー・人種・階級の差異に基づく複合的な力学が魅力的な人物像を通して描かれており、私たち自身の日常的な文化の力関係の考察に多くのヒントを提供するのです。この授業は演習形式でグループワークや個人研究を行うことによって、シェイクスピア演劇の代表的な四作品である『テンペスト』『ヴェニスの商人』『オセロ』『アントニーとクレオ
パトラ』をテクストの精読と優れたビデオ映像の鑑賞を通して学び、受講者の発表と議論を中心にすえながら、そうした議論に対するフィードバックを重視して進めています。
イギリス文学/メディア研究/カルチュラル スタディーズ/ポストコロニアル スタディーズ/文学批評理論/文化表象研究/演劇批評/映画批評
カルチュラル・スタディーズ/外国文学Ⅰ