東京経済大学の歴史は、大倉財閥を築きあげた大倉喜八郎が、私財を擲って、1900年に開校した大倉商業学校に始まります。その建学の精神は、「進一層」ということばで表わされるように、実践的知力を持った国際的に活躍できる人物の育成を目指す教育の実現です。1949年、新制大学、東京経済大学として再スタートを切った本学は、この建学の精神を継承し、「進一層」の気概を持った進取の精神に富んだ人物の育成、「実学と外国語の重視」の伝統をさらに発展させ、実践的知力のある人物の育成、幅広い教養と専門的な知力に裏づけられた総合的な判断力を持った「責任と信用」の重要性を自覚した人物の育成、日本語と外国語のコミュニケーション能力を豊かに持った市民精神に溢れた人物の育成、等を教育目標に掲げています。
以上のような本学の教育目標を教員養成の面から具現化したものが、東京経済大学での教員養成における教育目標です。本学の教員養成目標は、建学の精神を学校現場で実現する能力と行動力を備えた教員を養成することです。
- 進取の精神に富んだ豊かな人間性の育成
東京経済大学は、何ごとにも積極的に取り組む進取の精神に富んだ、幅広い教養を備えた教員を養成する。
- 実践的知力と総合的な判断力の育成
東京経済大学は、実践的知力と総合的な判断力をもって、自ら主体的に行動できる自立した教員を養成する。
- 市民精神の育成
東京経済大学は、現代の多様な価値観を受容できる市民精神を豊かに持って、生徒一人ひとりの個性と人格を尊重できる教員を養成する。
- 生涯に亘って学び続けようとする学習意欲の育成
東京経済大学は、急速に変容する社会、学校教育のなかで、その変化に対応するために生涯に亘って、学び続けようとする学習意欲の精神を備え、積極的に学校教育に貢献できる教員を養成する。
- 教職という職業の使命感の育成
東京経済大学は、次代の日本を背負う生徒たちを育てるという使命感を持った教員を養成する。
- 国際社会に対応できるコミュニケーション能力と情報リテラシーの育成
東京経済大学は、日本語と外国語のコミュニケーション能力を豊かに持ち、変わりゆく情報リテラシーに対応できる、グローバル化の進む学校現場において活躍できる教員を養成する。
※専任教員の学位及び業績については、専任教員教育研究データベースからご覧ください。