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12月14日(土)大倉記念学芸振興会 学術講演会「錯視の数理 ~絵から飛び出した不可能立体の世界~」

「不可能立体」という言葉は、最初は、絵には描けるけれど実際には作れない架空の3次元構造という意味で使われました。オランダの版画家エッシャーが作品の中で描いたことでも有名です。その後、絵と同じに見える立体を実際に作るトリックも見つかりましたが、特別な視点から片方の目で見たときだけ成立するトリックでしたから、絵の延長に過ぎませんでした。これに対して私自身は、錯視の仕組みを数学で探る研究の中で、実在する立体なのに両目で見てもあり得ないように見えるものを見つけました。鏡に映すと姿が激変して、別のものに入れ替わったように見えるなどです。これは、不可能立体が、真に絵から立体の世界へ飛び出したものと言えるでしょう。本講演では、この「実在する不可能立体」という自己矛盾した立体を生み出す錯視の仕組みと、その発見に導いた数学の力を紹介したいと思います。

開催概要

日 時 2024年12月14日(土)開演 15:00~16:30(予定)(開場 14:30)
会 場 東京経済大学 国分寺キャンパス 大倉喜八郎 進一層館(フォワードホール)
※お車でのご来場はご遠慮ください。
国分寺キャンパスへの行き方
参加費 無料 ※6歳以下のお子様は入場することができません。
申込方法 事前申込制。
本学公式サイトよりお申込みください。(電話では受付けておりません)
※FAXまたは郵送でお申込みいただいた場合は、入場券を郵送いたします。
本学公式サイトからお申込みいただいた場合は、受付返信メールをもって入場券とさせていただきます。
※迷惑メール対策等でドメイン指定受信を設定されている場合に、受付完了の自動返信メールが正しく届かないことがあります。
受付完了の自動返信メールは、「noreply@movabletype.net」より届きます。
noreply@movabletype.net」からのメールを受信できるよう設定していただくか、ドメイン『movabletype.net』を受信リストに加えていただきますよう、お願いします。
定 員 先着250名
主 催 東京経済大学・大倉喜八郎記念東京経済大学学術芸術振興会
協 力 SMBC日興証券株式会社、西戸崎興産株式会社、中央建物株式会社、東亜道路工業株式会社、東京海上日動火災保険会社、
海上商事株式会社、東京経済大学生活協同組合、東光園緑化株式会社、ニュープリンス観光バス株式会社 (五十音順)
問い合わせ先 東京経済大学 広報課
電話(042)328-7900 FAX(042)328-7768 Eメール pr■s.tku.ac.jp(■を@に変更)

杉原 厚吉(すぎはら こうきち)氏プロフィール

明治大学先端数理科学インスティテュート研究特別教授。
1973年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、電子技術総合研究所、名古屋大学、東京大学などを経て、2009年より明治大学へ着任。ロボットの目を開発する研究の中で、不可能図形のだまし絵を立体化する手法を見つけ、立体錯視の分野へも研究を広げてきた。さまざまな不可能立体を創作し、立体錯視アーティストとしても活躍。国際ベスト錯覚コンテスト優勝4回。